山口県で生まれ育ち、関東地方で暮らして40年弱。
今では、ほぼこちらの言葉で用が足せております。
なかなか抜けきらないのがイントネーション。
過去に「なし(梨)↑」が「なし(梨)↓」になって、周囲から「はあ?」と指摘され修正しました。
それでも、未だに郷里の親しい人と会話する時にはバリバリの山口弁がスラスラと出てきます。
バイリンガルです(笑)
本当の気持ちを語るには、やはり山口弁がベストです。
つい先日、姉と話していて姉の夫が良いことをしたという話になりました。
「そりゃあ、ほんこほんこしてあげんにゃあ」と応じました。
すると姉が「まあ、懐かしい言葉(ほんこ、ほんこ)なんて」と言いました。
(ほんこ、ほんこ)は、幼い子供が良い子にしていた時に頭を撫でながら褒めてやるとか、
子どもの愛しさに思わず頭を撫でたりする際に使う言葉です。
私の記憶では、ほとんどの場合"頭を撫でる"という行為とセットだったように思います。
・・・子どもが褒められる、可愛がられる・・・という意味合いから、私はこの方言が大好きです。
標準語で「いい子ね」「いい子、いい子」と言ったのでは伝わらない温もりがあるような気がするのです。
というわけで、
山口県の方言 http://www6.shizuokanet.ne.jp/kirameki/hougen/yamaguchi.htm
こんなサイトがありました。
私の知らない方言もありますが、
山口県は周防(瀬戸内側)と長門(日本海側)では微妙に違う言葉がありますので、そのせいかも。
その土地の風土に根付いた言葉は、どの地方の言葉も素敵です。
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