★ 職場の昼休みを利用して銀行や郵便局の用足しをする商店街に、天気の良い日は露店が2ー3出ています。屋根なしで商品を広げただけの、ほんとうに露店です。
★ その中に、古物と思われる品々をザックリ広げているおじさんがいます。なんだかうさんくさくて、それにじっくり見ている時間もなくて、いつも横目でチラッと見るだけで通り過ぎています。
★ 話は変わりますが、私は水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ」という本に出てくるガネーシャというインドの神様が気になっています。水野センセイの文章を借りて(?)語るガネーシャさまのお気楽な、それでいて辛辣な、そしてまた無責任っぽいお言葉にニタリと笑う私が好きです。
★ それで、露店の話にもどるのですが、一ヶ月くらい前になるでしょうか、その古物の露店(といっても、ブルーシートの上に広げたガラクタ)の前を、いつものように速足で通り過ぎようとする私の目の端に引っかかる物体が・・・座り込んで見始めると、おじさんのうんちくを聴かなければならないような気がして、その物体が気になりながら通り過ぎました。
★ そして用足しを済ませての戻り道、やはり気になって視線を送りました。その物体は、水野センセイの「夢をかなえるゾウ」に描かれたガネーシャさまにそっくりの、高さ30センチばかりの金属製のゾウでした。
★ 思わず衝動買いしそうになりましたが、なんとか衝動を抑え、後ろ髪を引かれながらその場を通り過ぎたのです。
★ 「あれがガネーシャさまだったら・・・と思うと、夜も寝られません」と言いたいところですが、どっこい、毎夜グッスリ眠っております。さすがガネーシャさま、寛大な慈悲深い(と言うか、ええ加減な)お心でお守りくださっているのでしょうか。なーんて、ね(クスッ)
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