* こんなに寒いのに、花は咲く。これを「健気(けなげ)」と見るか「単なる自然の摂理」と見るかは、見る人間の感情次第。
* NHK BS プレミアムでニシローランドゴリラの大家族を追った番組を観た。家長のパパと6頭の母ゴリラ。子どもゴリラは多数。その子どもの中に自分の右腕と母親をなくした子がいる。その子を家族全体で守るというゴリラ家族の行動は人間の言葉で言えば「思いやり」。ほかにも、一番小さな赤ちゃんを抱えた母ゴリラの食事が優先されたりと、弱いものへの温かい見守りが紹介されていた。
類人猿のゴリラが示す「思いやり」行動を、人間はどう説明したらよいのだろう。また、地球上の生物の中で一番進化した(と思っている)人間が、何かの条件が絡むと「思いやり」もへったくれもなくしてしまうことを、人間自身はどう説明するのだろう。
* 「思いやり」という言葉で繰り返し語らねば「思いやり」行動を実践できない人間は、自分たちも「自然の摂理」に支配されて生きていることを忘れてしまっている。
寒い。寒い。どうやらこのうすら寒さは気候のせいばかりではなさそうだ。
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