日本郵政の西川社長の進退をめぐってもめていた話は、鳩山総務大臣の辞任で幕が引かれた。何とも後味の悪い、スッキリしない結末。当の西川氏は黙したまま。
最近の郵便局は楽しくない。郵便事業ひとつだけ考えても、国の事業だったころより魅力を欠いている。以前は積極的に「手紙でも書いてみようかな」と思える安心感があり、配達の人にも感謝の気持ちを持てたように思うのだが、民営になってからというもの、なんとなくイメージが良くない。こうなると配達の人の制服にまで不満が募る。あの濃紺の制服は良くない。
詳しい事情を追っているわけではないので、どちらがどうと穿(うが)った解釈に基づいた判断ではないのだが、今回の鳩山氏の主張を吟味検討して、しかるべき判断に沿った結論を出せなかった政府の怠慢と無能と問題解決能力欠如は明らかであろう。こんな政府だったら、まだ多少なりとも人間としての矜持と信念を持っている人間としては辞めざるを得ない決断に至るだろうなあ、と感じさせる一件だった。
早く解散総選挙をして、新しい人材で再スタートをしなければ、ズルズルとマイナスの蓄積が積み重なるだけ。右を見ても左を見ても信頼に足る人材らしき人物はいないにしても、大々的な交代は必要な時期だ。むしろ、遅すぎる。
エコポイントなるものの引き換えがはじまったそうだが、これも手続きの煩雑さを考えると如何なものか。公的機関のやるサービスはみんなそう、やれ書類だやれ証明書だと、その場で判断解決してくれることは一切ない。どんなに簡単で急を要する案件でも時間をかける。きっと公的機関労働者は誰も、自分で判断したくないからだろう。
今の日本「おかしいじゃないか!責任者出てこーい!!」
(あっ、責任者はあの方でしたね・・・ダメだこりゃ・・・諦め)
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