石はどこにでも転がっている。あまたある小石の一つと、ある時ふっと目が合うことがある。拾いたい・・・でも、拾えばまた保管場所に困る。そう思いながら拾ってきてしまう。
↑ これは典型的な花崗岩。日本中どこにでもある石。なぜか懐かしさを呼び起こす石。墓石に使われる石だからかもしれない。黒ゴマ入りのおむすびのようでもある。数種類の鉱物の集合体であることがハッキリ分かる花崗岩は、特に面白いと感じる。
石はすごい!それらが経てきた時間に思いを馳せると、まるで、石の中に果てしない宇宙が広がって行くようだ。この一粒一粒は、いつどのようにしてこの形状を為したのか?どこで発生してどこに埋もれ、どこで掘り起こされ、どのような経緯で小石となってここに在るのか?
いわゆる生命活動をしない石に「命」を感じるひととき。
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