7月3日付の新聞に「猫の郵便屋さん」という見出しの記事が掲載されていました。
タイトルに惹かれて読んでみたところ、期待を裏切らぬいまどき珍しいほのぼのする内容でしたので紹介したいと思います。
舞台は熊本県天草市です。3年前、あるお宅にオスの子猫が産まれました。名前は「たま」。半年で行方不明に。ところが昨年秋にふらりと帰って来たのですが、手入れされて栄養状態も良い様子から、どこかで誰かに飼われていたことがうかがえました。
そこで、猫の生家の奥さん(68歳)が「たま」の首にリボンで小さな手紙を結びつけておいたところ返事が返ってきたそうです。「たま」が行方不明中の飼い主は中学3年生(15歳)の女の子の一家。返信は、その女の子からでした。
それから約半年間に2軒の間を行き来しながら、およそ20通の小さな手紙をはこんでいるそうです。
このできごとはごく日常の些細な話題ではありますが、素知らぬ顔をして気ままに暮らす猫が人と人の心をつなぎ、それが新聞記事になって、一読者である私の心にもポッと灯りをともしてくれるような話だと思いました。
ちなみに、15歳の娘さんのお宅では(小豆のようにかわいい)「あずきち」という名前をもらっているらしいです。
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