過去のSARSやMARSや新型インフルエンザなどの流行のニュースで「パンデミック」という言葉を初めて身近に感じた時、自分がその病に罹患する危険の只中に投げ込まれたらどうなるのだろうと真剣に考えた。それらは日本に蔓延することなく収束したが、いまや新型コロナウイルスに翻弄される毎日。パンデミックの恐ろしさは、病に罹患することは言うに及ばず、政治経済の大転換や人心の荒廃をもたらすものだと思い知らされることとなっている。
メディアの報道に耳傾けながら、結局のところ、この問題に関与する何の力もない者としては淡々と静かに日めくりするしか術はないと思い定めて暮らすのみ。
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