「親の顔が見てみたい」と思うような振る舞いをする人を見かけることがある。
それは若い人に限らず、いい歳をした年配者の場合もある。
前職にあった時、そういう思いを抱かせる人物に何人も出会った。
口先できれいごとを語っても、実際の行いが伴わなければ子供の身にはつかない。
むしろ、何も語らない背中こそ、子供はしっかり見ている。
どんなに反抗しようとも、子は親の後からその背中を見ながら歩むしかないのだから。
還暦過ぎた人間が「親の顔が見てみたい」などと密かに思われているとしたら、
なんとも情けない話ではないか。
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