今日の新聞の読者投稿欄に私の目をひく投稿が2件、隣り合わせで載っていました。
いずれも、先日 川崎市の踏切で発生した死亡事故 を受けてのご意見です。
私も、最近見かけた事故のことを 「ヒヤリ!どころでは済まない出来事」 でご紹介しましたが、
今朝の新聞の投稿記事の内容が、まさにその時、私が現場で感じたことと同様なのです。
一件は、
「踏切事故 もう1人力を貸せば」 東京都 女性 69歳
20年前、彼女の近くを歩いていた男性が線路に落ち彼女が助けようと手を伸ばしたが力が及ばない。そこで彼女が「どなたか手を貸してください」と声を発したが誰も反応してくれない。一人でも助ける覚悟で線路に落ちた男性の手を引っ張っていると、横から一人の男性の手が伸びてきて二人で救助することができた、という内容。
もう一件は、
「非常停止ボタン もっと活用を」 神奈川県 男性 42歳
非常停止ボタンを押せば最悪の事態を防げる事故もある。今回の川崎踏切事故でも、非常停止ボタンが押されていたなら・・・。とっさの時に誰かが非常停止ボタンを押すという判断を躊躇わなくて済むように、鉄道各社の啓蒙努力を期待する。
というものです。
危機には遭わないに越したことはありません。
しかし、このご時世、危機は身辺のどこに潜んでいるかわかりません。
また、危機はいつも突発します。
その時に、自分は瞬時に回避行動がとれるだろうか?
危機対応は、ほとんどの場合反射的行動になると思われますので、
常日頃から考えておくことがますます求められているように思います。
はたして最近の日本人の危機対応能力はどれほどでしょう?
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