桂枝雀という落語家がいた

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「君は 桂枝雀 を知っているか?」 BS朝日 21:00?23:00

 

久しぶりに桂枝雀をテレビで視た。

 

「知っているか?」と訊ねられるまでもなく、忘れられない人物である。

漫才のやすし・きよしと落語家の桂枝雀のその後の芸を楽しめなくなったことで、

私の人生の楽しみが大きく削がれたと、未だに残念に思っている。

 

枝雀さんが心の病であったことは、後になって知った。

自らの手で人生にピリオドを打たれたことは、返す返すも残念でしょうがない。

 

今日の番組内で、「お父さんはなぜ心を病まれたと思いますか?」という問いに、

枝雀さんのご二男が「例えが適切かどうか分かりませんが・・・」と前置きして、

「ガンになった人に、なぜガンになったのですかと訊きますか?」

「それと同じように、父は病気で亡くなったのだと思っています」と答えておられた。

 

数字や実体で確かめることのできない心の病は、未だに他者の理解が得られない病である。

本人にすら、その苦しみの正体を把握することは難しい。

 

枝雀落語のその後が観たかったと、今更ながら、しみじみ思う。

 

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このページは、tsuyuが2014年4月20日 23:04に書いたブログ記事です。

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