重苦しい空気で新年度がスタートした。
景気の先行きや社会の安定に明るい見通しが感じられないままに。
消費税が5%から8%にアップ。
新聞やテレビなどでは、連日その話題で持ちきりだった。
またまた買いだめする人々のことも取り上げられて、不安を一層煽っているように思えた。
当分の日用品をまとめ買いするのは良いけれど、置き場所がねえ。。。という声も聞こえた。
日用品は、日々の暮らしで必要不可欠の品であり、一つ一つは安価な物が多い。
ならば、これまで安易に使い過ぎた習慣を、丁寧に節約して使うことで、
3%分の消費税アップへの対策になることもあろう。
国の借金の額を考えると、何らかの税を上げざるを得ないのかとの理解は持てるのだが、
現実の家計状況を考えると、やはり、しわ寄せは状況の悪い者に大きな影響を及ぼすことは否めない。
「衣食足りて礼節を知る」
次第に衣食にも事欠くようになって、自暴自棄な犯罪が増加して、街ですれ違う人々の面相も厳しい様相を呈してきた。
最近しばしば思い出すようになった歌がある。
働けど働けど なおわが暮らし楽にならざり じっと手を見る 石川啄木
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