何のための資格試験か

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 身を切るような寒さ・・・昔は、もっと寒さが厳しかったように思うが、便利な暖房でぬくぬくと暮らすようになったいまでは、ちょっとした寒さでも我慢ができなくなってしまった。ごらんの通り、日蔭の雪は日中でもまだ融けずに残っている。

 

 介護職員の不足を補うために、アジア諸国から若い人材を受け入れるようになったとニュースで知ったのは数年前。ところが、彼ら彼女らの前に立ちはだかる壁が日本語による「介護福祉士」の試験だという。現場では十分に仕事をこなせるようになった人材が、筆記試験に合格しないばかりに、正当な職員として認められない現実。

 

いま我が国にはどれだけの資格試験があるのだろう。「就職を有利にするために資格取得を」と呼びかける記事や広告を頻繁に見かける。昔からある国家資格試験以外に、ずいぶん多種多様な資格試験があるものだと感心してしまう。ただ、その試験にうかったとしても、職を得られるかどうかは保証の限りではないし、試験にうかった人が期待されるような仕事ができるとは限らない。

 

このごろは、民間の団体が定める資格などもあり、この資格を取得するためには多額の講習費用が必要だったりする。こうした資格のなかには、取得後の仕事はほとんど無い場合もあり、こうしたビジネスをセミナービジネスといって、団体の目的は有資格者の創出や活用ではなく、何人もの人から高い講習費用を集めることであったりする。(それらしい講座を、私も受講したことがある)

 

最近見かけるようになった新しい資格の必要性とか、昔ながらの資格試験を突破して職に就いている人の適正や能力・人間性などに疑問を覚えることも多い。

せめて、アジアから来た若者の介護現場での就職に関しては、なんとかならないものかと思うのだが。

 

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今日も夕焼けがきれいだった

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このページは、tsuyuが2012年1月26日 21:50に書いたブログ記事です。

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