宮沢賢治の詩「永訣の朝」という作品があります。病気がちだった妹の最期の日を描いたものです。その中に妹の言葉で「今度生まれてくるときは、こんなに自分の事ばかりで苦しまないように生まれて来たい」という部分があったように覚えています。(こんどうまれてくるだで、こたにわりゃあのことばがりでくるしまなあよにうまれでくる)←うろ覚えですがこんな言葉だったと思います。
昨年1年間、マンション管理組合、自治会、地域組織2部門の肩書を背負って本来の仕事の他に毎日懸命にボランティアとして務めを遂行してきました。今朝やっと、1年間の総決算である住民定期総会資料を印刷可能な状態に仕上げて管理会社に送りました。
今の心境は、上に紹介した宮沢賢治の妹の言葉とは正反対の気持ちです。「これからは、あまり他人に奉仕ばかりするのではなく、残り少ない人生はせめて自分だけでも自分のことを大切にしながら生きて行きたい」と。
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