人間とは、
なんと愚かな生きものか
理由もないのに人を傷つけ
必要もないのに
自らを傷つけるあたかもそれ以外に道はないとでも言うがごとく一方向にむかって突進する
鳥獣はあるがまま腹が減れば餌を探し
眠気がさせば
目を閉じる
人もかくのごとくあって良いではないか
何ごとも無理は禁物あせらず、なまけず、よくばらず
あるがままに、あるがままに
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2022年11月アーカイブ
今日、買い物帰りの車の中から曇天の空を見上げていると大型の鳥が飛んでいました。「サギか?」と思ったのですが、サギより少し大きめで広げた翼の先が細く裂けているのでサギではないようです。
その姿、まさしくツルに違いありません。「え、ひょっとしてタンチョウヅル?」とびっくりしたのですが、頭頂部が赤くありません。下から見上げた姿は、羽根の部分が黒です。いまネット検索してみたところどうもソデグロヅルという種...
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帚木蓬生:著 『安楽病棟』を読み終えました。
どうして「安楽」とタイトルについているのかと思いながら読み進みましたが、最終部分になって安楽死を扱ったための題名だったことがわかりました。
高齢者数が増加することが決まっているこの国で、高齢ゆえに生じる諸問題周辺の事情を興味深く、また、自分にもそう遠くない将来訪れる問題として切実に感じながら読みました。
認知症の患者さんの意識がどうなっているのかは本人...
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今日も日が暮れて夜になりました。ということは、とりもなおさず数少ない生存日数の一日を消費したということです。
今日一日何をしたんだろう、と振り返ります。いつも通りに家事をして、ベランダの鉢にご機嫌伺いをし、テレビを観たりという判を押したような変わり映えのしない過ごし方です。
でも、この「変わり映えのしない」ということがとても有難いことではないかと痛感するのです。とりわけ今読んでいる「安楽病棟」に書...
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今日は朝から雨が降っています。小雨ですが、なかなか止みません。おまけに気温が低くて冷えます。
休日1日目ですが、テレビをつけても暗いニュースが続いて気分は上がりません。
もうじき2022年も終わるんですね。
ほとんど何も解決しないままに......
いま帚木蓬生さんの「安楽病棟」を読んでいるところです。認知症の人たちが数十人入院している病院の話です。現在、半分くらいのところまで読み進んでいます。前...
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今の職場では私が納得できるような「一人の人間」としての扱いをしてもらっています。齢70にしてやっと、の思いです。きっと周囲の人々に比べて格段に年かさということに対する遠慮もあるのでしょう。 子どもの頃からの男尊女卑や年齢の序列による格下扱いとか行動制限や束縛。成人してからは貧富や職業による差別。それらに加えて、子どもの頃から少々変わった子供(人間関係が苦手で理屈っぽい)であったこともいじめの原因...
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