現在、東京・お台場にて、引きあげられた不審船の展示が行われています。 周囲を海に囲まれて、国の存亡を脅かす脅威など無いかのような錯覚で 平和に暮らしている私たち日本人ですが、この工作船の実体を見て、 皆さんどのような感想を抱かれるでしょうか?

特定の国を槍玉に挙げて批難する為にこの画像報告をアップするのではありません。

しかし、この不審船を発見して、国の安全保持のために追跡し警告の射撃をせざるを 得なかった海上保安庁の職員は、確実に、命の危険にさらされたのです。

世界の方向性はさまざまです。 私たちが他国を攻める意志を放棄したからといって、 その主張を尊重し、危害を加えない国ばかりではないのです。

自らの尊厳と独立を守るためには、今どうすれば良いのか? この工作船の画像が、私たちの暮らす国土の危機管理について 考えて頂くきっかけになれば、望外の幸せです。





■船体展示
屋外の第一会場では、引き上げられた工作船と小型舟艇の展示が行われており、 あいにくの雨の中でも多くの人が訪れていました。
船体後部の観音開きのハッチとその内部。ここに小型舟艇が収納されていました。
船体の様子 右から前方、中央、後方。
操舵室などの構造物は崩壊してしまっています。
巡視船の射撃による被弾の跡。
左写真:右舷後部
右写真:左舷前部
操舵室の前方、このあたりに自爆用の爆薬が設置されていました。 爆発によって甲板がふくれあがっています。
この船の特徴である高速性能を発揮する4基のスクリュー。これを駆動するエンジンは 船体の中央部付近にあり、長いシャフトによって連結されています。 右写真は船体側面の排気口(ふた付き)、左右に2個ずつあります。
船首部分を下から。高速走行に適した鋭いV字型。
脆くなった船体を引き上げるためにされた補強です。
14.5mm対空機銃 ZPU-2
搭載されていた小型舟艇。こちらも高速性能を重視し3基の船外機が搭載されています。
説明パネル
亡くなった乗組員のために、花が捧げられていました。
Blank.





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