うみまるくん


前回の平成14年から4年、再び観閲式に参加することができました。

当日は一時激しく雨が降るなど天候がイマイチだったものの、「海猿」のブームもあってか、4年前以上の盛況ぶりでした。
式典の時間も雲は晴れず、航空機の受閲は中止になるなどしましたが、幸い雨だけは止み、落ち着いてイベントを楽しむ事ができました。

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今回乗船する巡視船「PLH06 ちくぜん」

3,200トン・ヘリ1機搭載という事で、以前の観閲式で乗船した「PLH22 やしま(5,200トン・ヘリ2機)」に比べると、ちょっと小型の巡視船です。
いよいよ離岸し出航、観閲海域に向かいます。

陸上では保安官の方々が雨模様の中、帽子を振ってお見送りしてくれました。
カッターを出してお見送り

ちなみに、カッターと言うのは舳先が刃物のように鋭い形である事から、そう名付けられたそうです。

ポジに埃が……スミマセン
いよいよ観閲開始

受閲船隊が一列になって向かってきます。
消防艇はカラフルな色水を放水しながらやって来ました。
ちなみに、この色は食用色素使用なので無害だそうです。
消防艇 FL01「ひりゅう」
火災想定船に対し、放水して消火を行う「はまぐも」

訓練ですので、実際に火元へ水をかけてはいませんでした。
船体に水色の汚れがついているのは、先ほどの色水放水の跡です。
漂流者の吊り上げ救助に向かう、「MH686 うみたか」

ユーロコプター社製の、AS332L1 スーパーピューマというヘリコプターだそうです。
漂流者の救助に成功。

漂流している負傷者にヘリのローターによる強風をあてないために、これだけの高度から隊員が飛込んで吊り上げ救助します。
急旋回する「うみたか」

日常では見る事のないような低空飛行なので、間近で見るとかなり迫力があります。
巡視船「ひだ」に着船する「うみたか」
不審船舶に対する閃光手榴弾による警告

破片による殺傷能力は無い手榴弾ですが、強烈な音と閃光によって相手をひるませます。

離れた場所で見ていても、結構びっくりする音がします、イベント等のお知らせに揚がる花火のような感じです。
ライフル銃による正当防衛射撃

自衛隊も使っている、豊和工業製89式5.56mm小銃ではないかと思います。

砲口炎が写っていませんので撃っている感じがしませんが、右上に空薬莢 (火薬の入っていたケース) がたくさん飛んでいます。
不審船を高速追尾しながら正当防衛射撃する「ほたか」

これも砲口炎が写っていませんが、射撃中です。

海上保安庁では、音楽隊の演奏会や船の見学などの催しを行っています。
詳しくは、「海上保安庁のホームページ」をご覧下さい。