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2024年(令和6年)1月24日(水) 先勝 晴れ 冷たい風

晴天ながら風が冷たい一日。昨夜遅くには雷鳴がとどろいてビックリした。能登半島の被災地の過酷さを思うといたたまれないが、何もできない自分は、せめて、平常の生活を継続するしかない。
新年明けてから衝撃的なことが相次いでいて、何をどう受け止めれば良いのかウロウロオロオロするばかり。
私がかねがね「日本社会のここはおかしいよ」と思い続けてきたアレコレが、ここにきて各方面で噴出しているように思う。
ごく単純化して言えば「日本社会には“愛”がない」ということ。他者(特に弱者)に対する寛容で公平なまなざしが欠けている。バブル時代に小金を手にして浮かれた世代の特徴と言えるかもしれないが、常に他と比較して上下を見定めようとする。上と見れば媚びたりすり寄ったり、下とみればどんなに利用しようとシカトしようと平気。それでいて自分は一般の常識人だと自省の欠片もなく過ごしてきた人々。そんな人たちも寄る年波は平等に押し寄せて、現在はお金の力やかつて持っていた地位・権力ではどうしようもできない老いの現実に向き合っている。
戦後の大人が子ども達に教えなかったこと、それは「人間として立ち居振る舞いの行儀」。
暗記に基づく試験さえ突破すれば特権が入手出来てその後は安泰、いまそんな幻想が通用しなくなって皆がアタフタと無様にあがきもがいているように私には見える。
さて、これから皆どうするんだろうね……
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