2024年(令和6年)1月24日(水)  先勝     晴れ    冷たい風                  

晴天ながら風が冷たい一日。昨夜遅くには雷鳴がとどろいてビックリした。能登半島の被災地の過酷さを思うといたたまれないが、何もできない自分は、せめて、平常の生活を継続するしかない。

新年明けてから衝撃的なことが相次いでいて、何をどう受け止めれば良いのかウロウロオロオロするばかり。

私がかねがね「日本社会のここはおかしいよ」と思い続けてきたアレコレが、ここにきて各方面で噴出しているように思う。

ごく単純化して言えば「日本社会には“愛”がない」ということ。他者(特に弱者)に対する寛容で公平なまなざしが欠けている。バブル時代に小金を手にして浮かれた世代の特徴と言えるかもしれないが、常に他と比較して上下を見定めようとする。上と見れば媚びたりすり寄ったり、下とみればどんなに利用しようとシカトしようと平気。それでいて自分は一般の常識人だと自省の欠片もなく過ごしてきた人々。そんな人たちも寄る年波は平等に押し寄せて、現在はお金の力やかつて持っていた地位・権力ではどうしようもできない老いの現実に向き合っている。

戦後の大人が子ども達に教えなかったこと、それは「人間として立ち居振る舞いの行儀」。

暗記に基づく試験さえ突破すれば特権が入手出来てその後は安泰、いまそんな幻想が通用しなくなって皆がアタフタと無様にあがきもがいているように私には見える。

さて、これから皆どうするんだろうね……

2024年(令和6年)1月2日(火)  先勝     曇り 一時 雨                  

半日だけ業務のため出勤。

この仕事を始めてからは定休日の火・水以外で2日以上の連休をとることはないが、年末年始だけは3・4日の休みになる。となると大変なのがゴミ置き場。放っておいて完全に休むこともできるけれど、そうなると仕事始めに地獄を見るのは自分なので、仕事始めの一日前にはゴミ置き場の整理整頓に行くことにしている。

案の定、今日もそれなりに積み重なった各種のゴミだったが、何とか半日で整理してきた。これで4日のゴミ出しは大丈夫でしょう。居住者のゴミの出し方も以前に比べると配慮が感じられるのが有難い。


そんなこんなで帰宅して能登半島の地震情報をテレビで視ていると、途中から羽田の航空機炎上の画面が映し出された。北海道から飛んできたJAJ機と海上保安庁の飛行機が衝突したという事故だった。海保の航空機は新潟へ災害支援物資を届けるために離陸するところだったらしい。

JAL機の乗客乗員は全員避難できた模様だが海保のほうは機長1人が脱出するも重症で他の5人の保安官は亡くなられたそうだ。

年明けから相次ぐ惨事に気分は沈む一方。

2024年(令和6年)1月1日(月)  赤口     晴れ       元旦            

2024年元旦の天気は晴れ。遠くに富士山を望みながら、おそらくは実現不可能であろう世界各地の戦争終結を祈り、個人的には穏やかな年でありますようにとの願いを胸にスタートした。

目まぐるしく変化するあれやこれやに追いつく知力・気力・体力には既に限界が来ているが、何とか理解しようとする努力だけは維持していこうと思う。投げ出してしまえば、全てはそこで終わるという過去の経験からの戒めを胸に。

今年また一年、過去の積み木の上に2024年という積み木を積み上げていけるように生きたい。


何ごともないように…という祈る想いでスタートした新年早々、北陸石川県能登に大きな地震が発生した。一時は関東地方も揺れるほど広範囲に変化をきたす地震。M7.6震度7は大きい。次第に暮れていく午後4時過ぎのことであり、被害状況は明日にならないと判明しないだろう。

今年も自然は荒々しく人間生活に脅威をもたらしそうな予兆か。