2023年(令和5年)2月11日(水)  先負     晴れ       建国記念の日            

 今日はゴミ回収のない祝日ということで仕事は休み。

 年間通してゴミ回収の無い日に祝日が重なることはまれ。ゴミの回収に世間一般の祝日・休日は関係ない。人の暮らしが絶えなければゴミは日々出るものだし(むしろ休日の方が多い)、定期的な収集を滞らせるわけにはいかない。衛生的な暮らしの為にはまさしくエッセンシャルな仕事である。


 それにしても、気もそぞろなこの頃よ(ため息)。

 何から手を付けたら良いのか、休日にはあれをしてこれをしてと思いつつ、いざその日が来てみると家の中をウロウロキョロキョロしてばかりで何も手につかず片付けは進まない。
 環境のせいにしてはいけないけれど、社会情勢の暴力的な現状と先行きの不透明さは私の心持ちにも大きく影響していると感じる。


 このところ視聴するあちこちのテレビ報道番組に出演されるコメンテーターの中で、私は、先崎彰容さんの発言に共感することが多い。出演者の顔ぶれに彼の名前を見つけると視聴するようにしている。



 年末に、値引きしたタイミングで購入したミニコチョウランに、その後、新しい花芽が伸びて蕾が10個余りついたので、日々開花を楽しみにしていた。一般の花と違ってなかなか花開かないなあ……と思いつつ、その日が待ち遠しいこのごろだった。

 それなのに、ああそれなのに、今朝その蕾のついた茎をポッキリと折ってしまった。残されたのは根元の2輪。折れた花の茎の横にもう1本頼りない花芽があることにはあるが、勢いの良い方の茎が折れてなんとも残念で仕方がない。
 店頭のコチョウランは添木をして真っすぐ上に伸ばしてあるが、自然に出た花の茎は放っておけば横に伸びて何かをぶつけるとポッキリ折れてしまう。柔らかくしなるような茎ではない。
 実はこの失敗、以前も同じようなことをしでかした苦い思い出がある。相性が悪いのかなあ……コチョウランとわたし。

2023年(令和5年)2月1日(水)  大安     晴れ            

 このところメディアで多く取り上げられているニュースは、いずれもSNSがらみ。

 一つは日本各地で発生している複数人による強盗致傷および殺人事件。しかもフィリピンの収容所からSNSやインスタグラムで指示を出しているらしいという。強奪した金を彼らは何に使っていたのかというと、女に3階建ての家を建ててやったり車や宝石や時計を買ったりって「なんなの、いったい何のために他人を傷つけてまで金を奪うの!?」 という憤りを感じるばかり。

 もうひとつは、回転ずしや飲食店での悪ふざけをSNSにアップして喜ぶバカ者の動画。醤油さしや湯飲みを舐めたり流れている寿司に指で唾をぬりつけたりしている動画の犯人は、テレビ画像でぼかしが入っている以外の様子を見ると小中学生くらいの子どものように見える。実際は高校生らしいのだが、伸ばした手や身体的な動きが幼く見えて仕方がない。実際、最近の日本の子どもの体格は悪くなっているらしい。
 流れてきた他人の注文品の寿司を一貫盗み食いしてみたりレーンの上の寿司にワサビをスプーンで乗せてみたり。幼児でもまともな幼児ならやらないようなことをやっているこの手の動画を見せられると、この国の常識の劣化・低俗化を思い知らされる。


 そんなにしてまでSNSで閲覧数を稼いで話題の人になりたいのだろうか?良きにつけ悪しきにつけ世間に名前や顔を覚えられることはその後の行動の不自由さを伴うことに想いが至らないのだろうか?

 名も無き一市民であることがどんなに自由で豊かに暮らせるか、SNS時代の今こそ立ち止まって考えたほうがいい。