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2021年（令和3年）8月28日（土） 先負 朝薄っすらと霧
「ま、もういいや」ということで、それからずっとラジオ深夜便に耳を傾けて起きていることにした。深夜なのであまりゴソゴソはできないので雑誌をパラパラめくりながら時間をやり過ごした。 このごろはアナウンサーを職業にしている人でも耳に違和感を覚えさせる話し方が増えていて、時にイラっとするのだが、ラジオ深夜便のアナウンサーの語り口は「さすが！」。安心して聞いていられる。 だからだろうか、先日も駅のホームで私と同年配の女性が「ねえねえ、今朝のラジオ深夜便のあの話…」と話している声が聞こえてきて、私と同じようにこの放送に安らぎを覚えている人がいるのだと知った。 先日一週間も続いた悪天候が去り、晴天が戻ってきたと思ったら猛暑も復活して厳しい残暑が続いている。こちらも老化のせいか暑さには鈍感になっているのだが体は確実に消耗しているようで、何となく動きが緩慢になっている。集中力が衰えてしまって、考えもまとまらなくなっている。 こう書いていくと私が老化を嘆いているようなイメージになりそうだが、実はそうでもない。もともとがせっかちな性格だったので、いまのまったりとした老化現象をある意味興味深く自己観察しながら面白がっているところがある。こうして人は消滅に向かって行くんだなあと いうことを、まるで他者の眼で観察するように。 さあ、まだ生きているからにはやるべきことはやらねば。まずは洗濯機でも回して一日の活動を開始することにしようか。 今日と明日は夏休み。少し部屋の片付けでもしなくては… |
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2021年（令和3年）8月25日（水） 赤口 曇り
昨夜パラリンピックの開会式が行われ、今日から競技がスタートしているようだ。「…ようだ」と言うのは、私はテレビ観戦しないから、ニュースでその進行を知るだけだから。 日本は、いや地球上は、今それどころではないだろうというのが私の本音。 アフガニスタンがタリバンの手に落ち、国外脱出を希望する人々がカブールの空港に押し寄せている映像に息をのむ。もし自分があの群衆の中の一人だったら… ハイチの大地震のニュースもあったが、あまりにも深刻な事態が世界で同時発生していてその後の状況は伝わってこない。 国内の治安も日に日に悪化しているようで、今朝知ったのは都内のエスカレーターで追い越しざまに硫酸をかけられた２０代の男性のこと。無差別なのか怨恨なのかはまだ不明。恐ろしい話だ。自分も気を付けようとは思うが、このような突発的な事件は準備して用心することもできない。 国や自治体から人流抑制の要請が為されて多くの人がそれなりに行動を自粛して遠出を控えている。しかしそれも我慢の限界と状況への慣れから動く人は動いている。 年内には衆議院議員選挙があり自民党の総裁選挙と絡んで政治的な話題が多く聞かれるようになった。現在知る限りの政治家の中からどんな人が選ばれようが期待できないと、端っから諦めなければならないのも情けない話。 「責任者でてこーい！」「責任を引き受けるリーダーはおらんのか！！」何度でも繰り返したくなるこのセリフ。 |
