2020年(令和2年)5月26日(火) 先勝 曇り
25日、国から緊急事態宣言の終了が発表された。
新たな感染者の減少が続いていることを踏まえての解除。
みんながホッとしてドッと街に繰り出すかと思いきや、テレビ報道を見る限りそうでもない。
皆、まだまだ慎重に構えているようだ。
ヤレヤレやっと美容院に行けるかと足を運んでみた。
なんと、予約なしでも施術してくれることが便利で通っている美容院が予約になっていた(ビックリ)。
常時店内に3人の客を保つのだそうで、美容師さんも白衣着用だった。
で、結局、まだしばらくは白髪染めとカットは美容院利用できないと諦めて、自宅で髪染めだけをして我慢することに。
SNSの誹謗中傷に追い詰められた女子プロレスラーが自ら命を絶ったというニュースが日々報じられている。
政府も、他者を傷つけるようなネット上の行動に対してプロバイダーに個人情報を求めるような規制に動き始めたらしい。
こんな事例が報じられるたびに、私には自身の経験がよみがえる。
そもそも、私がこのホームページを始めたのも、ネット交流サイトに参加して経験した「嫌がらせ」があったからだ。
ネット上で嫌がらせをしてきたのは、当時40代50代の人たち。
当時はオフラインで会員が顔を合わせる「オフ会」なるものがあって、私も大小の会合に2〜3度参加した。
そこで経験した主催者の差別的な対応は忘れられない。
その後、そのサイトの掲示板に繰り広げられた嫌がらせの書き込み。
それに同調する女性たちのオンライン・オフライン問わない行為の数々は、私には信じられないほどの低劣な動きだった。
面と向かってはそんな風に見えないのに、対面する可能性が低いとなるとこんな下劣な行動に出るのかという驚きがあった。
そんなネット交流歴ではあるが、ごく少数の裏表ない人間性の人々を知ることもできた。
ネットいじめされている最中は、モニターを見ながら胸がキリキリと締め付けられるような日々だった。
その影響は、その後の私に大きな傷を残しているが、私なりの人生観を築くことで乗り越えてきている。
ここまで来るには正直言って大変だった。
匿名のネット社会であれ、リアル社会であれ、他人を貶めようと積極的に動く人間の薄汚さからは距離を置きたいとつくづく思う。
2020年(令和2年)5月20日(水) 先勝 雨 のち 曇り のち 雨
今回の新型コロナウイルスで社会の不備や問題点が次々に明るみに出て、
多方面の心ある識者が改善のための声を上げている。
昨晩読んだ文章は、今回の感染症パンデミックとは関係のない問題に関するものであった。
「受験競争の勝ち組で固めた官僚機構を過大評価し、それに全てを丸投げしてきた与野党だけでなく、
新聞などマスメディア、官僚機構の風下にしか立てないアカデミズムの責任も大きい。」
この文章は、いまだに解決を見ぬままに泥沼化しているある防衛問題において、過去、交渉を担当していた人によるもの。
国民にさまざまな生活の制約を加えたり要請を出す場合には、
まず、
一般庶民がどのような感覚と行動で日々の暮らしを立てているかへの理解が必須であるはず。
ところが、
近年この国では、国の方向を決する重要なポストに就く人物の大部分が、
幼少から恵まれた環境で点数を稼ぐことのみに専念することを許された人ばかりになってしまっている。
つまり、
四苦八苦してでも純粋に学問を積み社会に貢献する活動を実践しようという苦労人がいなくなったということ。
分かり易く言えば「経済的貧しさ」を知らないことで「精神的な貧しさ」に陥っている自分を自覚できていない人たちということだろう。
真剣であること、真面目であること、要領が悪くても粘り強く課題に取り組むこと、
そうした地道な在り方を嘲ることのない社会になってほしい。
2020年(令和2年)5月13日(水) 赤口 晴れ
毎日、毎日、新型コロナウイルスで明け暮れるこのごろ。
それでも、この異常事態にも徐々に慣れて来て、感染予防は怠らないものの、次の段階に目が向けられるようになった。
テレビ報道の話題は、ウイルスの検出検査の件や有効な薬とワクチン開発、
そして、
政府からの事業・生活支援金の申請などに重点がおかれている。
私も、明日から通常の勤務に戻ることにした。
日本全国多くの地域で緊急事態宣言の解除が為されようとする中、私の生活圏は国の緊急事態宣言継続の対象地域。
それでも、緊急事態宣言中もそれ以前と変わらずに仕事に行っていたので、
会社の打診には通常勤務に戻りますと返答しておいた。
iPS細胞の研究でノーベル賞を受賞された山中教授によれば、新型コロナウイルスとの闘いは長期のマラソンになるそうで、
全力疾走の自粛では息切れがして続かないと予想される。
そこはそれ、十分な感染予防を心掛けながら、政府の推奨する「新しい生活様式」で暮らすしかないと思っている。
2020年(令和2年)5月10日(日) 先負 曇り ときどき 晴れ間 時おり 強風 母の日
朝、子どもが「いつもありがとうございます」と言いながらカーネーションとワインを手渡してくれた。
毎年のように、「母の日」を忘れずにプレゼントしてくれる。
一方、母である私は、つい先日、我が子の誕生日を忘れていて「おめでとう」の言葉をかけそびれてしまった。
振り返ってみると、自分が母親に孝行らしいことをした記憶がない。
8人きょうだいの末っ子で、経済的なゆとりもなく教育に関心も無い両親だったこともあり、
生きて行く過程での親からの指標や援助は受けられず、独力で人生を切り拓くのに精一杯だったと言い訳はできるが、
なんとまあ薄情な人間だったことかと、今更ながら反省している。
我が子にも、幼い頃に一人留守番をさせて夫の看病に明け暮れた5年間の子育ての空白を経験させてしまった後悔がある。
それなのに、彼は私を母として認め、こうして「母の日」に感謝の気持ちを表してくれている。
決して心優しい娘ではなかったし、上出来な母親でもなかったけれど、
私にも母がいたことを思い出し、
いま自分が母であることを幸せに思っている。
2020年(令和2年)5月9日(土) 友引 晴れ のち 曇り
政府から緊急事態宣言期間を当分延期することが発表されて、
5月6日をもって終了するはずが5月末までのいずれかの日に再判断されることになった。
新型コロナウイルスとの対峙も長くなり、相手が目に見えない恐怖はありながら、
個人的には少し気持ちに緩みが生じているかもしれない。
ゴミ出しの仕事は週のうち3〜4日あるので、週5日勤務の私はほとんどの日を出勤している。
ただ、ゴミ出しの無い日は自宅待機ということで外出を控えている。
ほぼ5ヶ月近く、新型コロナウイルスに関する情報を知ることと、
普段の暮らしにおける感染防止に取り組んできたが、今や次第にそれが日常になってきた。
日本政府から「新しい生活様式」という言葉が示されたように、
このパンデミックが落ち着く頃には、世界の状況は大きな変化を示すだろう。
数字ばかりが躍るお金の話ばかりが先走り始めてからというもの、
持たざる私のような者は社会から見向きもされない疎外感を感じる場面が多かったけれど、
世界中で新型コロナウイルスによる生命の危機を共有したことで、
一人ひとりの人間の存在意義に温かくも柔らかく、偏りのない視線が向けられるようになってほしいと、
いま強く願い、期待しているところだ。
でも、一方で、
このような人類存続の危機ともいえる事態を経験してさえも、
価値観を変えない人間はいるであろうことも確かだと想像できる。
さあ、これから世界は日本はどうなっていくのか・・・
2020年(令和2年)5月6日(水) 大安 雨、降ったり止んだり
現在の新型コロナウイルスの世界的な拡がりにあたって、見えてきたことが多々ある。
一番は、リーダーたる者のあり方。
残念ながら、我が国のトップも私が住んでいる自治体のトップも、責任の引き受け方をご存じないようだ。
何のために票を貰って地位を得、それに伴う高い報酬を受け取っているのかの自覚も覚悟も感じられない。
ニュースを見るたびに情けなくなる。
それにしても、首相周辺に賢明な助言者は皆無なのか?
あまりにも心ここにあらずの虚しい言葉ばかりが並べられる会見の様子に愕然とする。
また、することなすことのあまりの“軽さ”にも、驚き呆れるばかりだ。
2020年(令和2年)5月5日(火) 仏滅 晴れ のち 曇り 一時 雨 立夏 こどもの日
昨日から無性にかったるい。
何をするにも、気持ちと体の動きが鈍くなっている。
このコロナの蔓延時期に「だるい」というのは気が引けるが、私の場合は気象の影響である。
季節の変わり目で雨模様の前が一番調子が悪い。
一年間で梅雨前は最悪なのだ。
昨日、首相が緊急事態宣言期間延長の発表をした。
5月6日を5月31日への延長で、状況次第では変更もあり得るとのこと。
そろそろ疲れてきたなあ・・・
家でじっとしていることは、本来の自分の過ごし方との隔たりはないので不満はない。
手洗いなどの清潔保持や他者との距離をとることに関しても、以前からの私の行動パターンであり、無理は感じていない。
一番のストレスは、やはり、人が作り出す雰囲気。
いわゆる「空気」。
沈み込んだ空気も、いずれは払しょくできる日も来ると思うしかない。