2020年(令和2年)4月29日(水)  仏滅     晴れ        昭和の日



毎日毎日、新型コロナウイルスへの対応で自粛生活や緊張を迫られている。
中国武漢で妙な肺炎が発症しているというニュースが日本国内で報じられ、日常生活の自由が規制されるようになって、はや3-4ヶ月が過ぎようとしている。

感染症は恐ろしい。
敵が目に見えないということは最たる恐怖であり、
その上に、
軽症から一気に死亡に至ることもあると言われると、対抗できる手段も無いかに思われて恐怖は尚更となっている。

自分が感染するかもしれないという不安と、知らぬうちに他人を感染させる可能性もあるので、
自らの行動を控えめにして慎重にしたいと思っている。

外出を控えるように呼びかけられているこんな時期でも、我慢できない人はいるようで、
釣り船が客を乗せて港を出ていくのを目撃したり、パチンコ屋の開店を待って並ぶ人の行列をテレビ報道で見たりする。
こんな事象を目にするとき、
目に見えないウイルスも怖いには怖いけれど、
医療の努力で将来的には何らかの治療方法や予防方法が発見され、いずれは落ち着くであろうという希望はある。
本当に手に負えないのは、ウイルスではなく、
「社会的な存在としての責任とセルフ・コントロール」を無視して気ままに動いてしまう人間ではないかと思ってしまう。

何もかも「右へならえ。さあ、皆さんご一緒に」ということには抵抗を感じてきた私だけれど、
やはり、他人へ脅威を与えるかもしれない今の事態においては、
一斉自粛を守るのは社会への責任であり他者への思いやりだと思って自らを律している。

そうは考えたくないので、「そうかな・・・?」とは思いつつも、何となく打ち消してきたこの国へのイメージを、
今回の新型コロナウイルスはハッキリと炙り出してしまったようだ。
つまり、
この国の「人も文化度も知性」も地に落ちてしまっているということ。

2020年(令和2年)4月21日(火)  先勝     曇り ときどき 晴れ



今回の新型コロナウイルスに関する危険情報で、なかなか話題にのぼらないゴミ処理関係の仕事。
首相が一度だけゴミ回収に触れたのを聞いたことはあるが、テレビや新聞で取り上げられることはない。

私は現在、その仕事に携わっているのだが、感染病の危険性はあると思って以前から気を付けている。

今日のニュースでゴミ回収業務従事者の感染が伝えられた。
私も、以前にも増して警戒しなければならないと、防護メガネを買ってきた。

外出を控えて自宅にこもれば飲食のごみは増える。
また、家にこもれば他にすることもなく、この際家の中を片づけようということになる人も多いらしく、
ゴミ置き場に出されるゴミも普段より多くなっている。

いろいろな自粛が要請されている中でも、生活ゴミの処理は休むことのできない仕事のひとつである。

2020年(令和2年)4月15日(水)  先勝      晴れ



とうとう4月13日から5月6日までの期間を緊急事態とするという宣言が国から発せられた。
7割8割の対人接触削減を理想目標に「家にいる= STAY HOME 」ことが要請されている。
目標の達成を確実にするためには、本当は、罰則を定めて取り締まることが一番効果があるのだろうが、日本ではそれはできないのだという。
結果、国民の良識にお任せする“要請”という表現で発表されることになる。

緊急事態宣言発出前には、
「要請だから夜間の飲食やライブ等はやめません。命令なら話は別だけど・・・」と、テレビインタビューに応える声もあった。
この新型コロナウイルスが世界に拡大してパンデミックになっていることに対しての危機感の欠如を感じた。

自分は、清掃兼務のマンション管理員のため、ゴミの回収日には現地に行かなくてはならない。
感染リスクがありながらの通勤には、恐怖と共に自宅に留まっていられないことへのうしろめたさもある。

そんな私の勤務状況を理解していないのではないかという話ぶりに感情を害した私は、
先日のこと、電話で、私の直属上司である20代の女性マネージャーに声を荒げてしまった。
後で落ち着いて考えれば、彼女の個性と私との相性の問題と、お互いの話の伝え方に問題があったのだろうと反省している。

長引く感染症警戒の日々という不安状況ではありながら、
年甲斐もなく、きつい口調で自己を主張したことに自己嫌悪している現在。

あ〜ぁ、ダメ人間だなあ、わたしって・・・

2020年(令和2年)4月1日(水)  大安      雨



今日は朝から冷たい雨。
桜は、開花してから10日ほども経つのに、未だ満開状態を保っている。
現在の新型コロナウイルスの蔓延に脅かされている我々を、頭上からどう見ているのだろう。

そろそろ皆が疲れてきているのではないだろうか?
でも、時間との闘いである以上、誰も気を緩めることはできないというのが実情。

とは言いながら、精神的な落ち込み傾向は否定できず、我とわが心身を叱咤激励の日々。