2018年(平成30年)12月26日(水)赤口 晴れ
去年今年と日々の暮らしに追われて夕焼け空をボンヤリ眺める気持ちのゆとりが持てなかった。
以前は、この季節になると夕焼け空に浮かび上がる富士山のシルエットを拝んでは一年の無事に感謝したものだ。
今日ふと夕焼けしているのに気付いた。
見ると、ちょうど日の沈み間際で、上下を雲に挟まれてはいたが太陽が輝いていた。
「茜色」という言葉が頭に浮かんだが、それとも少し違うような気がしてインターネットで色の検索。
どうも「銀朱」という色が近いような気がする。
美しい夕陽だった。
人の手の加わらない美しさには言葉なく首を垂れたくなる。
2018年(平成30年)12月19日(水)大安 快晴
16日の夜、北海道の札幌で爆発火災が発生した。
その後の調べで、
原因は不動産仲介業者が店内で120本の室内消臭スプレーをガス抜きしていたことがわかった。
ガスが充満している場所で、手洗いの為に給湯器を使ったという。
「バカか?!」というより「バカ者!!」としか言いようがない。
その一方で、生活の知恵や注意力や常識がドンドン低下していることを痛感する。
どこの有名学校を卒業したとか、どんな難しい資格を取得したとかには関係ない
日常生活の感覚や知識が乏しい人間が増えているような気がする。
・・・
昨日は、電車に乗るためにホームに立った途端に「只今、3駅先で人身事故発生」のアナウンス。
事態処理まで電車の中で1時間待った。
人身事故発生は、最近は毎日のようにどこかの路線で発生している。
一人の不注意や発作的な行動や暴力的な行為の犠牲者などの人身事故が巻き込む人間の数は膨大だ。
一番気の毒なのは、当該電車を運転していた運転士。
避けられなかったとはいえ、人間を轢いてしまった記憶は、運転士のメンタルの傷となることは必至。
私は最近、ホームに電車が到着する時、運転席を必ず見るようになった。
私を含めて多くの乗客の命を預かって運ぶこの運転士に何事の事故もありませんようにと祈るような思いで。
2018年(平成30年)12月12日(水)仏滅 雨のち曇りのち晴れ
私は催し事が苦手で嫌いだ。
「面白うて やがて哀しき祭りかな・・・」
雰囲気の盛り上げが下手くそで、
盛り上げるつもりの言動が浮いてしまったりして、
その後の後悔が半端なく、
その後悔が後を引いて心の傷になって積み重なっている。
だから、結婚式だってしたくなかった。
自分が主人公で会場の視線を集めるなんて恥ずかしい場に立つことは耐えられなかった。
それなのにそれなのに・・・押し切られてしまった。
一生懸命「花嫁」を演じたけれど、その記憶は、未だに私の苦い記憶の一ページ。
催し事は、なるべく避けて暮らしたい。
葬式もしてほしくない。
そっと生まれてそっと生きてそっと死んでゆきたい。
いつもと変わらぬ日々の中で、
ポッと点る灯のような喜びを「私の祭り」とするくらいが私の気持ちにちょうど合っている。