2018年(平成30年)5月31日(木)友引           曇り  一時 小雨パラつく



休み前の月曜日、
担当マンション中庭の低木植木の一枝に、身を隠すように小鳥が止まっていた。
しゃがんで眺めると、胸に傷があるようだ。
まだ巣立ち前のような幼鳥。

ひょっとして親鳥が近くにいるのでは?と見上げると、
近くの木で二羽の成鳥が威嚇の鳴き声をあげている。

そっとその場を離れると、成鳥が口に赤い木の実を加えて下りてきた。
小鳥が止まっている枝から少し離れて止まり、様子を窺いながら小鳥に近づこうとしている。
こちらが身をひそめて見ていると、小鳥も口を開けてピーピーと鳴き始めた。
木の実の受け渡しが終わり親鳥は再び飛び去った。

今日、二日ぶりに出勤してその場を確かめてみたが小鳥はいなかった。
あれからどうしたのやら・・・

2018年(平成30年)5月30日(水)先勝            曇り   のち    雨



先日、歌手の西城秀樹さんの訃報が伝えられた。
まだ62歳だったという。
2度の脳梗塞を乗り越えてリハビリしながらも歌うことを諦めていなかったとの報道。

昔、テレビや雑誌などを通じて大いに楽しませてくれた馴染みの顔が次々に消えてゆく。
有名人の訃報に接する度に、自分の順番はもう回ってきていることを意識せざるを得ない。

用意はできているかと自問しながらの日々。
まあ、それほど肩に力を入れて考える必要もなく、
その日は来るときには来るものだと気楽に構えるしかない。

このごろは、自分を勘定に入れないで物事を考えるように心がけている。
そういう時期に来ているのだと思うから。

2018年(平成30年)5月19日(土)友引           曇り   のち   晴れ



やれやれ、今日も一日終わって帰って来た。

いろいろある・・・
昔のような“人情”は通用しない時代に働いている実感。
若い世代が多い場所で働いていると、自分の常識が通用しない場面に多く遭遇する。

とかく年寄りは言葉数が多くなりがち。
慎まねば・・・そう思いつつも、つい、ひと言もふた言も多くなる。

経験が多いということを、あえて、無しにして行動することの難しさ。

毎日毎日、何も知らない何もできない「年寄り」として振る舞うように心がけてはいるけれど、
うまくその役割を果たせているのかは自信が持てない。

ま、できない振りをするまでもなく、本当にできなくなる日はそう遠くないことは間違いない。

「色即是空 空即是色」
「メメント・モリ」

無から生じて無に帰することは確たる運命(さだめ)。

生物としての形を生きるのも、そう長くは無いはずの日々を、
愛(いつく)しみながら生きている。

2018年(平成30年)5月15日(火)仏滅           晴れ



小2の女児が殺害後に線路上に遺棄された新潟の事件の犯人が逮捕された。
厭な事件だ。

日常生活で行き交う多くの人間の中で、
どの人間が尋常ではない思考や行動を持っているかなんてわからない。

不安な世の中になったものだ。

もういつ何時犯罪にまき込まれるか予測がつかないから、
その覚悟を持って外を歩かなければと思う。


事件や事故もさることながら、もっと怖いのは伝染性の病気のこと。

先日来、罹患者が日本中に広がりつつある“はしか”。
台湾から観光でやって来た、たった一人の男性患者から広がって行ったと報じられている。
空気感染なので、患者と直の接触がなくとも、同じ場所で同じ空気を吸っただけで罹患の可能性があるという。

沖縄からスタートした麻疹の流行。
ゴールデンウイークで沖縄を訪れた観光客が各地に持ち帰った結果、全国に広がっている。

「パンデミック」という恐怖の事態が脳裏をかすめる。

毎日、不特定多数の人々とすれ違いながら通勤している自分も罹患の可能性がある。
家族も含め、病歴やワクチン接種の確認をしておかねば。

2018年(平成30年)5月9日(水)友引            雨



天気がぐずつくようになった。
南の方で梅雨入りしたというニュースが報じられる。
鬱陶しい季節が近い。


新潟で、殺害後に線路に放置された小2女児のこと、
群馬では警察官がコンビニ強盗して逃走しているという話、
いずれも犯人は捕まっていない。

先だって、愛媛の解放刑務所から脱走した受刑者は、
20日近く逃走して広島市内のネットカフェ店員の通報でようやく逮捕された。

自分でも、外出時に、
かつて治安の良さに定評のあったこの国の雰囲気が変わってきているのではないかと肌身で感じることがある。


国全体が落ち着かない。
民の平穏を保障するべく働くために選任されたはずの議員はどいつもこいつも狭い視野しか持てず、
有権者にアピールする為のメディア・パフォーマンスに明け暮れるのを見ると、
「ええ加減にせえ!」と情けなさを通り越して呆れ果てるばかり。

ま、高邁な思想があって立候補し、
人物を見込まれて選出されたわけではない輩の方が数で勝るのだから、
こんなものかな・・・と思うが、
それにしても、
その国や自治体の政の有り様は有権者のレベルの反映であると思えば、
現在の惨憺たる状況は、むべなるかなと思わざるを得ない。


ハワイではキラウエア火山が噴火して溶岩が流れだしているというニュースもある。
溶岩がサラサラのため、麓の住宅地をのみ込みながら流れ広がる様子が報じられている。
我が国でも、このところ震度3-4程度の地震が各地で頻発している。


世界のあちこちで、
自然も人心も、好ましからざる方向へ大変動か?

「今」を「歴史の1ページ」として振り返る時が来た時、
辛くて苦々しい悔いの多い1ページにならないようにと祈るばかり。