2018年(平成30年)4月11日(水)先負           晴れ ときどき 曇り     強風



大分県中津市耶馬渓町で山崩れ発生。
3棟が土砂に埋まり6名が未だに行方不明で捜索中だという。


こうした土砂崩れが発生する度に、昔読んだ本を思い出す。
これからの日本は土砂崩れが頻発するようになるとその本は警告を発していた。
細かい内容は思い出せないが、
当時山登りを繰り返していたことや、田舎育ちで山林の管理に関心が強かったこともあり、
この本は忘れられない一冊になっている。
しかも、著者の予言めいた警告が、その後次々に現実になっていることを考えると、
この国の為政者は、こうした識者の見識見解をなぜ活かせないのだろうと、残念でならない。


山崩れが発生したというニュース画像が放送されるたびに、私は周辺の山の植生に目が行く。
すると、崩れた斜面に植わっていたのは植林された針葉樹であり、
山のてっぺんは畑地やゴルフ場のように木々が切り払われた草地になっていることが多い。
全ては人間の、目先の経済活動優先の産物である。

樹木は、それなりの価値を生むサイズに成長するには数十年の年月がかかる。
数十年かかって根を張った樹木こそ、保水機能や地滑り防止の役割を果たせる。
それを次々に切り払えば、山は単なる土の盛り上がりとなり、
それは早晩、風雨に浸食されて脆くなり崩れるのは自然の成り行き。

まずは「治山治水」ということを念頭に国を治める人間は、もう今後は出てこないかも知れない。
これほど「目先の地位と金」しか見えなくなった時代においては、
50年先、100年先のこの国土の姿なんか知ったこっちゃない、と思っている(いや、考えてもいないだろう)人が多いのだろうなあ・・・

2018年(平成30年)4月4日(水)友引             晴れ



ずーっと気になっていた机上の買物レシートの山。
パソコン家計簿に転記しなくちゃなあ・・・と思いつつ、
忙しさと寒さに負けて、気力・体力ともに減退し、レシート転記を放置していた。

その量、三ヵ月分!!

もう転記は諦めて、捨ててしまおうかと思ったけれど、
長年記入し続けた家計簿を、ここで止めるのも気が引けて、
今日やっと重い腰(実体の腰も重い)をあげた。

このところ急に気温が上昇。
何をするにも動きやすくなって、あれもこれも片づけている。

厚手のオーバーやコートなどもまとめてクリーニングに出した。
昨年までの仕事では必要のなかった衣類が、20−30年ぶりに活躍してくれている。
洋服の流行廃りには、あまりこだわりの無い私は、
昔の衣類であってもキチンと管理保存してあれば気にせず身に着けられる。

昔、家を出がけに「ねえ、この服おかしい?」と家族に聞くと、
「おかしければ自分で笑いながら歩けば良いじゃない」とからかわれていた。
いまだに、不安を感じると、出がけに「この服おかしい?」と息子に確かめる。
息子は決まって「良いんじゃない」と答える。
これが娘だったら、アレコレダメだしするんだろうなあ、と思う。
それはそれで良いような面倒なような・・・

まあ、裸で歩かなければ良しとするしかない。
誰が注目するわけでなし。

2018年(平成30年)4月1日(日)大安             晴れ



毎日、三つの鉄道を利用する。
最初に乗る電車は快適。
二番目に乗る電車は、古くからある路線で車両も古く、癖のある匂いが染みついている。
三番目の路線は、若い人が多い。

この三番目の路線で、最近気になるのは、朝からシートに横になって熟睡している若者を見かけること。
大抵は酔っ払った挙げ句の醜態のように見受ける。
今朝は、寝たまま嘔吐していて、誰もその近くには座れない状態。
彼さえいなければ、6-7人が座れたであろうに。

荒れている、いま日本は確実に人心荒廃が進んでいる。


こんなに先行きが見通せない時代が過去にあっただろうか。

暗澹たる想いで周囲を眺めることが多くなったこのごろ。