2017年(平成29年)4月19日(水)先勝      晴れ



独身時代以来、ン十年ぶりに定期券を購入することになった。

昔は、何かにつけて申込書類を記入して係員のいる窓口対応で事が運んでいたと思うが、
最近は、どこへ行っても機械の対応で、まごまごしてしまう。

昨日、最寄りのJR駅で定期券を購入した。
あらかじめ2・3の質問があり、自販機購入ではなく、できれば窓口対応で買えればと思っていた。
ところが、
改札の見える場所の窓口に立っている駅員にその旨を告げると、
「自販機で買って」とそっけない。

そう言われてみると、かつて帰省の切符を買っていた窓口がいつの間にか閉鎖されている。

「自販機で」と言われて機械の前に立ち手順に沿ってタッチを始めた。
が、何しろ慣れないことなのでモタモタやっていると、後ろに中年の女性が一人並んだ。
私は定期券購入なので打ち込み項目が次々に表示されて手間取る。
少々焦ったが、なんとかスイカ定期券を手にした。


私が利用する最寄駅は乗降客の数は多いほうだ。
なのにこうして駅員の数が少なくなっているということは、労働人口減少の表れなのか。
これまでは職住接近で時代の流れと距離を置いても生活できていたけれど、
これからはしっかり時代の変化に対応を迫られることを再認識させられた。

これを(味気ない時代よ)と嘆くのではなく、素直に受け入れなくてはならないのだろう。
むしろ、この年齢で新しいことを学べる機会を得たことを幸せと思うようにしよう。

2017年(平成29年)4月18日(火)赤口     風雨  のち    午後から晴れ   気温高め



昨夜から未明にかけて強風と降雨の「春の嵐」だったようだ。
出勤時間帯のテレビ生中継では、まだ強い風が残っていたらしく、
傘も壊れるほどの風に煽られながら道路を行き交う人々の姿が放送されていた。

一転、午後になると半袖シャツ一枚で快適なくらいの気温の上昇。
内陸では30℃超えの地点もあったらしい。

最近の気象情報では「史上初」と前置きされる回数が増えた。


☆☆☆

新しい仕事が始まるまで約一ヶ月の空白時間。
本格的に無職で自由な時間とは言えない時間が長引けば、漠然とした不安に駆られる。

(ひょっとして、自分は新しい会社の入社スケヂュールを読み違えてはいないだろうか?)
(本当に採用されたのだろうか?)
(新しい職場はどんな雰囲気で、自分に勤まるだろうか?)
など、不安は不安を呼んでしまいそうになる。

長きにわたって勤め人をしてきた私のような年配者でそうなのだから、
今年から社会人スタートをする若者なら尚更不安かもしれない。



社会から置き去りにされたような状況にあるとロクなことを考えない。

過去、自尊心を傷つけられた言葉や行為が次々に浮かんでくる。
そして、
私は生き恥をかいてばかりの無価値な人間かもしれないなどと自己卑下するようになる。
挙句には、中傷され白眼視され嫌味を言われる夢まで見てしまう。

ただ救いは、
私が、そうした諸々を乗り越えてきた高齢者であるということ。
これが人生をスタートしたばかりの若者だったら、さぞかしキツイことだろう。

「木の芽どき」は不安の季節。

2017年(平成29年)4月14日(金)友引     晴れ



3月半ば過ぎ、千葉県我孫子市で小学3年生女児の遺体が発見されたという事件があった。
被害女児は松戸市に住むベトナム人の女の子。
行方不明になった当日は、彼女が通っていた小学校の修了式の日だったそうだ。

何ともいたましい事件。

私も含めて、多くの人が思い描いた犯人像は、
おそらく歪んだ日常を送る社会逸脱者に違いないというものだったろう。

その容疑者が今日逮捕された。
なんと、それは被害女児が通っていた小学校の保護者会会長の46歳の男。
衝撃だった・・・


見渡すと国内も国外も荒みの速度は加速している様子。

ここ一ヶ月、テレビの前で報道のニュースばかり見ている時間が増えたせいもあるかと思うが、
次第に精神は不安定に傾き、鬱々としてくる思考にブレーキが利かなくなりそうなこのごろ。


今日か明日にでも、北朝鮮が核実験を行うかもしれないというニュースがある。
もし、北朝鮮がそれを実行すれば、付近の海上に配備されたアメリカの艦隊からの軍事行動もあり得る。

まさに一触即発。


しばらく続いた花冷えも一段落した今日、
日常生活周辺は一見穏やかに見えるが、実は危機はそこまで迫っているのかもしれない。

2017年(平成29年)4月9日()先負      雨



気付けばいつも月が替わっている。
ホームページに日記を書くようになってから意識するようになった時間の経過。

始めたころは記事更新が楽しくて、次は何をアップしようかなどとネタ集めに力を注いだりしたが、
HPとブログが日常の一部になった今は、(あるがまま)(無理をしない)に落ち着いている。

記事を書くにあたっては、インターネットという媒体の特性を考えると、
赤裸々に公開できることとできないことがある。
そこのところの匙加減が難しいと思う。

一生修行、日々勉強。