2017年(平成29年)2月25日(土)大安 晴れ
終日、在宅で過ごす。
最近、テレビ番組は報道関係を選んで視聴するようになった。
どこのチャンネルに合わせても同じようなテーマや話題。
コメンテーターにしても同じ顔ぶれが並ぶ。
それでも報道バラエティがあれば何となくチャンネルを合わせている。
このところの話題は北朝鮮の金正男氏がマレーシアのクアラルンプールの空港で暗殺された事件。
かつてオウム真理教の犯罪でも使われたVXガスが使われたという可能性が高くなっているという。
この事件が報じられた時、背筋が凍るような恐ろしさを覚えた。
武器や道具を使う殺傷に対する恐怖は言うまでもないが、
毒ガスや薬剤投与による殺人はそれ以上におぞましいものに感じる。
何がどのように顕在するのか予測がつかない世界の動き。
そんな時代に “世界の片隅で息をひそめて生きて行く” ちっぽけな存在であることの幸いを噛みしめる。
ネット発信やその他メディアへの出演で一躍有名人になってお金を稼ぎたいという若い人がいるようだが、
チヤホヤもてはやされ、高額の収入が得られる一方で、
世間に顔を知られることには大きなリスクが伴うことを彼ら彼女らは覚悟しているのだろうか。
危ういものを感じることしばしばのこの頃ではある。
2017年(平成29年)2月10日(金)友引 晴れ
隣の市に在るハローワークまで行って来た。
自分が現在居住するK市も相当な規模だとは思うが、いかんせん隣の中核市に比べると歴史が浅い。
その為、県の出先機関などは殆どがこのM市に置かれてきた。
近年は、その出先の出先という形で年金事務所やハローワークなどがわが街にも存在するが、
主要な手続きはM市まで出向かねばならない。
何かにつけて張り合う両市だが、歴史をひも解かれるとこちらが分が悪い。
もう一つの隣市A市も、これまた文化的な面においては当市と比べようもなく古い歴史がある。
ではなぜわが街が発展したかと言うと、ひとえに近年の道路事情に於ける交通の要衝であったことによるところが大きい。
★★★
齢をとると年々暇になるかと思いきや、中年時期と変わらずバタバタと忙しい。
やるべき事や考えるべき事が次から次に発生して退屈している余裕などない。
これを有り難いと思うか、
ヤレヤレいつになったら落ち着くんだと嘆くのかだが、
どうやら私は前者の方らしい。
困難が降りかかってくるほど気持ちに活が入る。
きっとこのまま人生の終点まで走りきるのだろう。
2017年(平成29年)2月9日(木)先勝 雪 みぞれ
朝、下の芝生がうっすら白く覆われていた。
午後には雨になるだろうと言われていたのに、午後3時の今も小雪が舞い続けている。
昨夜、お風呂に湯を溜める際、お湯はり設定ボタンを押し忘れて60℃のままスタート。
いつまで経っても「お湯はりの設定を解除しました」という音声が聞こえず、
不審に思って見に行くと60℃のお湯がバスタブから溢れて流れていた。
機械をあてにすることに慣れてしまうとこういう失敗もある。
自分が完璧主義だと思ったことはないが、
過去に出会った人の何人かから「あなた完璧主義でしょう」と言われたことがある。
何かに着手する際に、
できれば合理的に滞りなく物事を運ぶためにはどうするかと考えて行動することを完璧主義と傍は感じたのだろうか。
それも年齢とともにユル〜くなって行き、最近では失敗やモタモタ行動も増えてきている。
同時に、失敗したからといって、大惨事でない限り、いつまでも気持ちを引きずられることもなくなってきた。
昨夜のことも、「まあこういう日もあるよね」ということで済ませることにした。
唯一の救いは、給湯終了の音声がいつまでも聞こえないことには気付けたこと。
加齢による変化は否めないが、まだ救いはありそうだ。
2017年(平成29年)2月5日(日)先負 晴れ のち 曇り
節分・立春が過ぎたのに冷え冷えとする。
新年も既にひと月が過ぎ、今は二月。
★★★
これまで正規雇用で働いてきた仕事が3月で終了する。
4月から同職を臨時雇用として働きたいと1月に面接を受けた。
1月末に不採用の通知が届いた。
面接時の自分の発言に問題があったことは自覚している。
ただそれも、やむに已まれぬ想いがほとばしった故のことで、人として恥じることはない。
正規雇用の時には、現場の人間関係とは関係の無い人々の人事管理の下にあったが、
臨時雇用に移行すると、人事管理が別の管轄になる。
その部署の人間は、将来的には現場の管理職になる人々であり、
私のような七面倒くさい人物を選んでおきたくないという心理は働くだろう。
ま、そうした見方があったかどうかは推測の域を出ないが、
私が現役であることから、私の現上司へ人物照会があったとしたなら、
現上司の女性トップは決して私に好意的な返答はしてくれなかったであろうことは予測に難くない。
だからこその面接での私の発言になったのだが・・・
(言葉を選んで、現上司名指しの批判はしていない)
どう振り返ろうと不採用とされたことは現実。
ま、現在の仕事を続けるにしてもいろいろ問題を感じていたこともあるし、
この業界の低落ぶりにも想うことが多かったので、
この際、この業界を離れるのも有りではないかと考え直した。
幾つになっても『挑戦』せざるを得ない状況に追い込まれて、
がむしゃらに足掻きながらの人生も一つの生き方と言えるかも知れない。