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2016年9月29日(木)赤口 曇り 一時 晴れ
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曇天と雨天の繰り返しで9月が終わろうとしている。
週に3日の仕事になってから、在宅の日はテレビを視聴している時間が多い。
特に、午前・午後と途切れなく放送されるニュース・バラエティを視ている。
東京都知事が小池百合子氏に代わってから、毎日多くの時間が都政の行方に割かれている。
劇的に政治手法を変化して挑む小池氏の今後にメディアも興味津々なのだろうと思う。
確かに、現在、彼女が指摘し問題視して改革に取り組もうとしている問題は重要な事柄である。
また、男社会のなれあいとは一線を画した姿勢は、志ある女性ならではのやり方であろう。
メディア出身ということが大きいと思うのだが、
報道機関への露出の仕方と情報の発信が実に巧みだと感じる。
「水清ければ魚棲まず」
ふっとこんな故事が脳裏に浮かぶ。
かと言って、これまで行われてきた(男なら誰でも可)という政治や社会のあり方には納得いかないことが多かったのは確か。
小池氏の都政改革の今後がどうなるのか、予測のつかない先行きを解説できる有識者は誰もいない。
がーーーーっ!
いくら築地やオリンピックが重要課題であるにせよ、
こうも連日、東京都政と小池氏にまつわる話ばかりというのはいい加減にしてほしい。
他にもニュースはあるだろう!
東京の問題は日本全体の問題と言わんばかりの取り上げ方は、ちょっと違和感や反発を覚える。
最近ではすっかり、東日本大震災のその後や熊本地震の話題は取り上げられる回数が減ってしまっている。
東京以外の場所で暮らす我々には、築地の移転もオリンピックの運営問題も遠い話。
東京イコール日本ではないのだよ!
と、気持ちも塞ぎがちな天候も相俟って、テレビにいちゃもんをつけたくなるこのごろ。
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2016年9月18日(日)先勝 曇り 一時 雨
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TBSテレビの有名なドラマ「渡る世間は鬼ばかり」(前篇)を観た。
昔、このドラマが連続で放送されていた時には、あえて観ないようにしていた。
たとえテレビのホームドラマであっても、祖父母や両親がいてきょうだいがいてという家庭の出来事を見たくないという思いもあったが、
連続ものを欠かさずに視聴できる時間もなかったから。
精神的にも時間的にも、その頃の私には余裕がなかったのだと、今では分かる。
感想はと言えば・・・
エピソードのひとつひとつが今の時代を反映していて物語の流れに共感を覚えながら楽しめた。
脚本を書かれた橋田壽賀子さんはスゴイ!と思う。
もちろん、プロデューサーの石井ふく子さんあっての見応えあるドラマであることは間違いない。
役者さんの顔ぶれも変わらず、それぞれが年齢を重ねたままに物語に登場していて良かった。
それにしても、最近のドラマのつまらなさよ。
登場人物が交代で物語のあらすじを棒読みするだけのドラマばかり。
セリフの内容に見合った奥深い演技など期待できない作品ばっかり。
「渡鬼(わたおに)」のセリフは一人分が長くて、役者さんはさぞ大変だろうけれど、
観る者にとってはリアリティが感じられて、話に入り込める。
さあて、明日は後篇だ。
明日の夜9時が楽しみだ。
ドラマの続きを楽しみに待つなんて、何年振りだろう。
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2016年9月9日(金)仏滅 晴れ 空に黒雲あり
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所用で市役所を訪れた。
対応してくれた40前後の年齢かと思しき女性。
感じは悪くないのだが、終始こちらと視線を合わせない。
ちょっと気になった。
★★★
女優・高畑淳子さんの長男・裕太氏(22)が不起訴で釈放された。
ホテルの従業員(40代)に強制猥褻行為と傷害の容疑で逮捕されていた。
警察署の玄関を出て深々と頭を下げ大声で謝罪の言葉を述べ車に乗り込むまでの様子を見ていて、
母親の淳子さんには、これまでの裕太氏を養育する過程で悩みが多かったのではないかと推察した。
「育て方が悪い」と一言のもとに片づけられないこともある。
まして母子家庭では、母親にとって男児の養育に際して解らないことだらけで振り回されるばかり。
では、しかるべき所に相談に行けば良いではないかと思われそうだが、
現状では、専門家と言われる人たちに適切な対応とアドバイスを求めても無駄ということを、
淳子さんと同じように母子家庭で男児を養育してきた私は断言できる。
彼ら彼女らは仕事として相談者を引き受けているだけで、親の苦しみに親身になって寄り添ってはくれない。
地域の絆などとうの昔に失せてしまった現代では、ご近所の温かい眼差しなど期待するだけ落胆は大きい。
裕太氏が事件を起こして逮捕されたことは責められるべきであるが、
ここに至るまでに頻発していたであろう問題行動に関して、
果たして母親一人で軌道修正の対処ができたかと言うと、それはなかなか難しいことだったのではないかと思う。
そうした母親の苦労の末に成人に達した裕太氏は、せっかく親の導きもあって脚光を浴び始めたばかりだったのに、
自らすべてを水泡に帰してしまった。
今後の人生、母親は茨の道を覚悟しているであろうが、果たして本人は・・・理解できているだろうか?
【親の心子知らず】とはよく言ったもので、本当に昔からの「あるある」なんだなあ・・・
さまざまなことを考えさせられた事件である。
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2016年9月8日(木)先負 晴れ のち 曇り
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案じられた台風13号は、当地ではさほどの荒れ模様も無く通り過ぎたようだ。
甚大な被害をもたらす自然災害が後を絶たない。
慣れっこになってはいけないけれど、被害状況を伝える報道に対して鈍感になって行く自分。
自然災害は予知も事前準備も難しい。
大きな災害の報に接する度、人間の力の限界を痛感する。
「幸せ」って何だろう?
『青い鳥』という童話の結末のように、
結局、
幸せは足元にあるものというのが本当のような気がしている。
何人も避けることのできない死は、人生という道程のどこで待ち構えているかわからない。
だからこそ、
今この時この場所で生きていることを大切にしたいと改めて思う。
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2016年9月7日(水)友引 曇り 雨 午後から晴れ 白露
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週3日の勤務最終日。
今週は月曜日から蒸し暑さに悩まされた。
台風が次々に発生した影響。
そんな厳しい気象状況の中でも、私には外での仕事がある。
職場全体の流れを考慮しながら室内外の仕事を交互に片づけている。
私の仕事は待遇改善も昇進も関係のない現業職。
職種名だけで差別されてきた過去の経験は思い出したくもない。
「もしもあの時こうだったなら・・・」など考えても無駄なことなので、そうした設定の思考は封印してきた。
他人からの評価はいざ知らず、自分としては精いっぱい生きて来たと思う。
それなりに自己を肯定したい気持ちは持っている。
たとえ社会の底辺を這い回る【蟻】のような私であっても。
今日は上司(と呼ぶのも忌々しいが)の心無い言葉に引っかかった。
彼はNO.2で私の仕事と密接な連携関係にある。
本来なら、彼が私の携わる仕事内容の計画・予算・実施の方針を決めるべき役割のはず。
私はNo.2の方針を受けて補助的に動けば良いだけの職種のはずだが、現在は丸投げされ放置されている。
特に、汚れたり体力を使う外仕事に関しては一切知らんぷりを決め込んでいる。
過去、私は10人余のNo.2に仕えてきた。
中には「ひどい」人物もいたが、それなりに私の仕事への配慮(たとえ表面的であっても)ができる人はいた。
そんな中で現在のNo.2が最悪最低だと断言できる。
年々職場で出会う人間の質が下がっていることは肌で感じているが、
人の上に立って権力を握る人間に良識も見識もないというのは救いようがないと言える。
現在のNo.2は、赴任してきて私と対面した時の第一声が「私は外仕事はしませんから」という宣言だった。
私は心の中で(いや、それは違うでしょう)と思ったけれど、言葉には出さなかった。
今この人にそれを言っても無駄だという雰囲気を察知したから。
彼は、自分の職責を自覚していない。
たまたま手に入れた権力の行使で部下に仕事を丸投げし、自らは安楽な職場生活を維持しようとしている。
端的に言おう。
外仕事も彼の仕事の範疇に入る。
私の職種は、それを補う立場に過ぎない。
まあ、そんな現状を甘んじている私の胸の内など斟酌する気はサラサラ無いNo.2が私に何と言ったか・・・
「いや〜暑いなあ・・・こんな蒸し暑い日に外で仕事する人は大変だなあ」とニヤニヤしながらのたまった。
その言葉の醸し出す雰囲気に現業職を見下げる思い上がりを感じたのは、私の僻みではない。
この言葉を聞くのは二度目である。
「私、これから外仕事ですけど」と思わず言い返した私。
こう言い返すのも二度目である。
彼は何も言わずクルリと背を向けて去って行った。
その後、外での仕事を終えて事務室に立ち寄るとNo.2が私の椅子にふんぞり返って座って居り、
事務員の若い女性相手にしょうもない雑談を披歴している。
私は思わず「あら〜ずい分おくつろぎですこと。私はいま大汗かいてきたところですよ」と、
言わずもがなの言葉を発した。
すると彼は、ふて腐れたように立ち上がり黙って部屋から出て行った。
「もしも」の話はしたくないが、その時彼が
「あゝ、お疲れさま。いつも悪いね、ありがとう。無理しないようにやってくださいよ」とでも言ったなら、
私がこんな一文を書いて気持ちを収めようとすることはなかっただろう。
人は心で動く。
そのことを認識して人事管理できるか否かが人の上に立つ者に求められる器量であろう。
今さら年下の上司の能力や人格の出来不出来を嘆いたり本気で憤ったりするのも詮無いが、
私が日々感じる職場での人的劣化現象が、
今や私の狭い生活範囲のみの現象ではないような気がして日本の将来への暗澹たる思いが募ってくる。
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2016年9月3日(土)仏滅 晴れ
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今週、かつてない経路を辿りながら北上し観測史上初めて東北に上陸した台風10号は、
その後、
東北地方・北海道に大きな爪痕を残した。
河川の氾濫による洪水で落命した人が多数。
岩手県の高齢者施設ではほとんどの入居者が亡くなった。
その他の場所でも多くの犠牲者が・・・
本当に、最近の事件事故は予測不能で悲惨な事例が多い。
またしても丙猿年のことを思い浮かべてしまう。
まだまだ陽射しは厳しいけれど、流れる空気や虫の音に微かな秋の気配も感じる。
萩も咲いた。