2016年2月25日(木)赤口     曇り  のち  晴れ間あり



ここ2・3日、寒くてしょうがない。
天気予報士によると、冬場の寒さ以下の日中の気温だとか。
身も心も縮こまって、滑らかな行動ができないでいる。

現在午前10時半、下の公園に保育園の園児たちが遊びに来ている。
賑やかな声が聞こえる。
こうした子供たちの声が、過疎地となった地域では、もはや消滅しているのかと、ふと思う。

★★★

職場のその後。

A女の態度には、ますます不遜に拍車がかかっている。
「負けないぞ、仕返ししてやるぞ」の反撃意思を感じる。
彼女の行動は醜悪の一語に尽きる。
仕事に専念すれば済むことを、仕事以外の手段で自己保身することしか考えていない。

どのような育ち方をしたら、このように口先だけで世間を誤魔化しながら生きる人間が育つのだろうか?
私には到底わからない。
思わず、「親の顔が見てみたい」と呟きたくなる。
にしても、彼女自身が、既に成人した一男一女の母である50代前半なのだが。
彼女の子らも、おそらく同様の価値観で世渡りをしていくのだろう。



私の職場には、もう一人、困った人物がいる。
それは、50代半ばの生涯独身男性のNo.2。

彼がどうしてNo.2になれたのか不思議でならない。
昇進試験がペーパーテストの点数判断であることや、口先の上手い人物は面接試験もすり抜けてしまうからだろう。

A女もB男も、とにかく自己評価が実態とかけ離れて高く、口は超達者であるが、
共通しているのは、他人を思いやる心に欠ける怠け者だということ。
まるで周囲の人間は全て自分の僕であるかのように、平気で利用してはばからない。
利用したのは僕だから、何をしてもらっても、それに対する感謝の気持ちも言葉も必要なしだと考えているらしい。


B男の常識外れは、一つのエピソードが顕著に物語る。

彼が若い時分、職場の年上女性が彼に交際相手として一人の若い女性を紹介する場を設けた。
時間と場所はあらかじめ約束してあったにもかかわらず、彼はその約束をすっぽかしたそうだ。

結果、紹介者の女性と紹介される筈だった女性は待ちぼうけを食らったわけだが、
その後、B男からは何の謝罪も言い訳も無く、まるで平気でいつもと変わらぬ態度だったという。

最初から付き合う気が無いのならその話を断るべきだし、
当日、何らかの事情で約束の場所に出向けなかったのなら、理由を述べて謝罪するのは社会人の常識であろう。
そんなことすらできない非常識さが、紹介者の年上女性の強烈な印象として残ったようだ。

これは人づてに聞いた話なので、私にとっては噂話であり、噂話で人を判断するなという私の主張に矛盾する。
が、私は彼と3年間、共に仕事をしてきた。
仕事の内容としては、彼と私の密接度は高い。

そうした3年間が過ぎた昨年、私は上記の噂を聞いた。

対面したことも無い人物の噂であれば聞き流せただろうが、
3年間の積もり積もった私の感情は、この噂が、まるで根も葉もないことだと打ち消せなかった。
要するに「さもありなん」というエピソードだったのだ。

「キツイ仕事はしない、ひとの為に出すお金は仕事上の経費であっても渋る、隙あらば遊ぶことばかり考えている」
こんな人間が一人前の社会人として職場に存在できることが不思議だ。
しかも、まんまと管理職の座にふんぞり返っている。

★★★

最近つくづく思うのだけれど、
先の大戦処理段階において、アメリカが密かに日本に蒔いた「日本凋落への種」が、
ここにきてジワジワと実を結んでいるような気がしてならない。

私個人の素人考えながら、
まだ存命だった明治生まれの人たちの話を聞きながら育った子供時代に比べると、
近頃の日本人の体たらくは比較にならないくらい情けない有様だと思う。

行く行くは、日本は、どこかの国の一自治区になってしまうのか?
それが、まさかの話ではないとさえ思えてくるこの頃。

2016年2月21日()友引     晴れ



ひとの悪口なんか言うものじゃない。
確かにそうだ。

しかし、それではいじめのターゲットにされている側からの発信は封じられてしまう場合もある。
いじめられている人間の必死の抗議は、いったいどこにどうやって訴えれば良いのだろうか?

いじめる側は、大概、群れて一人を餌食にする。
それは、いじめる人間の弱さであり、道義的に間違った行為を群れ全体で為すことにより、
一人分の罪の意識を薄めるという効果をもたらす。
「みんながそう言っているから。みんながやっているから」となるのである。

いじめのターゲットが、黙って、いじめに耐えれば耐えるほど、いじめる側の行為はエスカレートする。
そのうち、なぜいじめるようになったのかという当初の原因(大抵は群れの頭の我儘から生じた些細な邪悪心である)は棚上げされて、
ターゲットが必死に耐えている不様さを嗤うことで集団の結束が図られるという形になって行く。

いじめられている人間は、次第に自分の存在価値を疑うようになり、
「自分はこの世に居ない方が良いんだ」とまで思いつめると、苦しさから逃れる道として死を選択する場合もある。

状況を収束させるには、攻撃側と被攻撃側の物理的・精神的な距離を取ることも必要であろう。
その為の有効かつ安全な方法を提示しサポートできる支援者が求められる。
それは何もその道の専門家である必要はなく、
ごく身近な場所に居る人たちが中立思考で両者に対応することが功を奏するケースもある。

以上は、いじめや仲間はずしについて、自分の過去の経験から学んだことを述べてみた。

★★★

さて、今回のA女との一件にもどろう。

私が抱えていた問題とは別件で、三人揃って上申した後の状況。

この一週間、A女が、仕事中の同僚の机の横で無駄話に時間を費やす姿を見かけることは減少している。
今年の異動に希望を出しているという話もあり、それまでは大人しくしていようと思っているのかもしれない。

これまで放置していた仕事の幾つかに着手していたりもする。
ただ残念なことに、珍しく着手した仕事は周囲にアピールできる枝葉のことであり、
彼女の本質的な業務に関しては改善されてはいない。


昨年の秋ごろから彼女と距離を置くようになった私に、尚も執拗にちょっかい出していた彼女だったが、
今回の上申行動に私も加わっていたことを目撃してからは、A女と私の間には一定の距離が保たれている。

こちらとしては平穏を取り戻しつつあると言えるが、
A女の内面は夜叉と化しているかもしれない。
がしかし、それは彼女自身の問題であり、今回の出来事を内省し、昇華させてほしいと願っている。
(ちょっと望み薄な感じはするが・・・)

2016年2月20日()先勝     晴れ  のち  曇り  のち  雨



定年後の仕事では、人間関係に煩わされないし、心乱されないように日々を送りたいと思っていた。
一応、社会からは、これで一区切りと引導を渡された身である。
傍の目も、自らも、一線を引いた余力での仕事と認識するものと思っていた。

ところが、現実は違った。

経験を活かして自発的に仕事をこなす健康な再雇用者は、便利に使い倒されるだけだと知った。

それでも、働かせてもらえるだけでも有り難いと思いつつ過ごしたこの4年間。
4年経って、このごろやっと職場に居場所と存在感を得たように思う。


そんな中でも、私が未だに手を焼いているのは(他人の批判・陰口大好きな50代)の女。
そして、(底意地の悪いNo.2の上司、50代)の男。
ここではとりあえず、女をA女と呼び、男をB男と呼ぶことにしよう。

A女は、私が再雇用で今の職場に赴任すると決まった時点で、何処からか私の噂を仕入れて職場の皆に拡散していた。
その噂をA女に教えた人物は大体の見当がついているが、過去に私とは何の接点も無い人物。

★★★

噂は、今から20余年前、私がこの職種に採用されて5年目に上司となって赴任してきた女性との出来事。

休日に部下の女性を誘って、食事や陶器市などに出かけることには熱心だが、仕事はサッパリしない女性管理職だった。

彼女はなぜか私の動きが気になるらしく、腰ぎんちゃくの女性たちと私を貶める陰口を共有して仲間意識を築いていた。
ある日、私がそのことを抗議すると、空涙を見せながら「そんなことはしていない」と言い訳をした。
私はそれ以来、彼女とは仕事以外の話に応じることは止めた。

その女性管理職は、上層部にどのような訴えをしたのか知らないが、職場を1年で異動して行った。
そして、その後もトントンと昇進し、他の職場でトップまで上り詰めたが、
そこの部下たちから突き上げを食らい、早期に退職してしまった。


ずっと私に付きまとって私を悩ませ続けてきた噂は、
その女性管理職本人や彼女の腰ぎんちゃく女性たちが、他の職場に拡散していったのだ。

事の真実は正確には伝わっていない。
なぜなら、その女性管理職は彼女に抗議した私を恨んでおり、
他の女性たちは、私が抗議した場に居合わせたわけではないからだ。
私は、女性管理職の面子(メンツ)を考慮して、一対一で話をしたから、誰も話の成り行きを直に見たものはいない。

彼女らは、最下位の職種で途中採用されてきた私を明らかに見下したがっていたが、
私は、一個人としての尊厳は譲れず、彼女らの意地悪な仕打ちに潰されないようにと、耐えた。
それが彼女らにしてみれば面白くなかったようだ。

★★★

今回、A女に、私に関する過去の情報を吹き込んだのは、上記の女性管理職の友人だった女性なのだ。
その女性は、かつてA女の上司であり、職場のトップを務め、今は定年して後進の指導にあたっている。


現在、「女性の活躍に期待する」とか「女性の管理職を増やそう」とか、
盛んに政府が旗振りしているけれど、
少なくとも、私が出会ってきた幾人もの女性管理職を見る限り、
手を挙げる女性の全てを安易に起用するのは如何なものかと思わざるを得ない。
重要ポストへ起用する人材の選択が難しいのは、何も女性に限ったことではない。
最近、次々にお騒がせニュースになっている輩を見ていると、この国の将来に絶望してしまいそうだ。

2016年2月14日()先勝     曇り、小雨  風やや強し  午後から晴れ       春一番



やや強めの風が吹き、天気予報士が「春一番」を告げる。

今日は2月らしからぬ高温で、東京では日中20度を上回る場所もあったらしい。

午後の買い物に出かけると、防寒着を着ない薄着の人が目立った。


先週の水曜日、職場で、私を含む三人が、ある同僚女性の仕事ぶりに関する上申をした。
私が今の職場に赴任直前から、私に関する伝聞の噂を職場にまいて、後の4年間、私の仕事を悉く邪魔してくれている女性のことだ。
私は、折に触れ上司に訴えてはきたが、私の職務上の立場が最下位のため上司は真剣に対処してくれることはなかった。

ところが、今回は違う。

私の職務とは関係のないところで、その女性の怠慢が、他の職員の憤りをかったのだ。
今回の事の顛末の目撃者でもあり、日頃からその女性の仕打ちに翻弄されている私も、同席を志願した次第。

いつもは一人で上申に行くのだが(他の職員を巻き添えにしないように)、やはり、一人で行くと弱い。
まして、職場では軽んじられる地位にあるものだから、私が何を言おうと無視されて終わりだった。


上司の部屋から三人が出てくると、件の女性が我々を睨み付けていた。
仕事はしないくせに、人間関係の動きを察知して、探りまわるのはまめなのだ。

直後に、上申仲間三人のうちの一人が彼女に呼ばれ
「何を話しに行ったの?」と問い詰められたらしい。
呼ばれた女性は冷静な人で、口数少なく、熱心に仕事をする人だ。
そもそも、今回の上申行動は、その大人しい彼女の憤りが発端。


我々が上司の部屋から出てしばらしくして、件の女性の声が上司の部屋から漏れ聞こえた。
どうやら、今回ばかりは、上司も無視はできなかったようだ。

それにしても、口の上手い女だからなあ・・・
この上司、部下の把握ができない人だしなあ・・・
いつものように、この女の手前勝手な屁理屈にやり込められているのかしらん・・・


さあ、明日は、その一件以来の出勤だけれど、私がいない木・金曜日に、事態はどうなっているのやら。

2016年2月6日()先負    曇り



早や2月。
節分も過ぎ、立春も過ぎ・・・
今になって寒い。

今夜は、マンションの自治会の班長会。
何も問題なく30分で終了。
班長は、3ヶ月ごとの持ち回りだけれど、
行事の無い1・2・3月の務めが一番楽かも。

1月も終わり間際に、嬉しい出来事が一件あった。
すこーし、いえいえ、だいぶ不安が消えた。

老い行くだけの日々だけれど、
心静かに、がんばろう。