2015年11月26日(木)赤口    雨  のち  曇り



ここ2−3日で急に下がった気温。
平年より遅いらしいのだが、ひんやりとした空気に冬の到来を感じる。

職場は、まあまあ平常心で過ごせる雰囲気を保っている。



日常生活を過ごす上での精神状態を如何に平穏に保つか、
これは生涯の課題であろうと思うようになった。

まあ、その為のこのホームページと言えなくもない。

若いころから、日々の思いは紙に書き綴るという方法が私の精神安定手段であったが。
昔より雑事が増えたのか、それとも、不器用になったせいか、
紙に向かって自分の思いを綴る作業を億劫に感じるようになった。

その点、パソコンに向かいキーボードをポチポチ打つ作業は、
頭に浮かぶ考えを即時に文字に置き換えられるし、
推敲も比較的容易にできるので、もう手放せない日常の道具となっている。

先進的な道具や考えを「年寄りには不要」と頭ごなしに拒否しないで、
興味関心を寄せて、できればさわって試してみるくらいの好奇心は持ち続けたい。

2015年11月23日()先負    小雪     曇り、雨         勤労感謝の日                



64歳になった。

それなりの老化を自覚しつつも、まだ自発的に自力で動けていることに感謝。


先日から相次いだ有名人数人の訃報。

一人は江森陽弘さん。
カルチャーセンターの文章教室でお世話になった。
江森さんが戦時中に疎開されたという福島県に、
皆と研修旅行に行ったことも、今や懐かしい思い出の彼方。

「なんだかなぁ」のセリフで有名な阿藤快さん。
69歳だったそうだ。
胸部動脈瘤の破裂で、急死。
土曜夜のNHK「ケータイ大喜利」で、楽しい朗読が聴けなくなった。

昭和の大横綱で相撲協会理事長の北の湖さん。
62歳とは若過ぎる。
直腸がんを患っておられたとは知らなかった。
今回の九州場所においても任務を遂行されていた最中の急死だった。


64年間の私の人生に、
間接的にせよ、楽しみや喜びの時間を提供してくれた有名な人々の訃報は寂しい。

時の流れをしみじみと感じている。

2015年11月19日(木)大安   晴れ



残り物で昼食を済ませたところへ携帯の着信音。
私の携帯電話は年に数回しか着信音が鳴ることはない。

「はて、誰から?」と携帯を手に取ると、
あら珍しや、長男が幼稚園時代に仲良くなったママ友(当時はそんな呼び方は無かったが)。

知り合ってすぐに夫が病を得て、私が看病に忙しくなったので、
世間一般のママ友的な付き合いはしなかったが、
見知らぬ土地で、子育てと夫の看病に奔走する私を温かく見守ってくれた人。

久しぶりの連絡を懐かしく思いながら電話に出ると、
市内で一番大きい公園に散歩に行こうとのお誘い。


県営施設の駐車場が無料の1時間だけの紅葉狩り散歩を楽しんだ。

ベタベタ密着のお付き合いは苦手な私だけれど、
こうしていきなりの呼び出しでも、
会わなかった時間の空白を感じないで話せる人が存在することに感謝。

整備された公園には多種多様な樹木が植わっており、
もみじの紅葉やいちょうの黄葉が美しかった。
楽しいひとときだった。

2015年11月18日(水)仏滅    晴れ  のち  雨



今週の勤務は今日で終わり。
来週は祝日があり、明日から5連休。

11月23日は「勤労感謝の日」。
そして、私の誕生日。
私は、生まれてからずっと、誕生日は休日。
「勤労感謝の日」に生まれたからというわけでもないだろうが、
これまで常に働くことと縁が切れずに過ごしている。

誰かに保護され養われることとは縁の薄い人生。
自ら生活の糧を得るために奔走し、一時も安穏と過ごすことが無い。
そこに何らかの因縁話をこじつけようと思えばできないこともなさそうだけれど、
まあ、そうした行為は無駄な自己満足に過ぎない。

人の一生は全て偶然の成り立ち。
目の前に発生する事象に、持てる力の全てを動員して立ち向かうしかない。
それが生きるということなのだと思って日々を送っているだけ。

しかし、暮らしに何の不安も無く、
ほとんどの事が上首尾に運ぶ超強運の人間なんているのだろうか?

たとえ他人から羨まれるような幸運そうな人であっても、
いざその立場に自分が立ってみると幸運とは違う様相が立ち現れそうだ。

先日テレビ出演されていたノートルダム女子大学理事長:渡辺和子さんのおっしゃる通り
置かれた場所で咲きなさい
ということなのだろうと思う。

2015年11月15日()先勝     雨  のち  晴れ



夜9時から、認知症に関するNHKスペシャルの番組を二夜にわたって視聴。
これから増大が予測される認知症患者に関する研究が、やっと本格化してきた模様。

昨夜は、身体機能的観点からの認知症情報。
今夜は、社会的観点からの認知症情報。

今夜の番組内容で一番の驚きは、認知症患者の作文。
脳機能に一部の欠落は生じても、人間としての能力全てが失われたわけではないことが分かった。

記憶や見当識など、脳内の働きに欠損を生じても、
認知症患者の感情は失われていないし、
適切なサポートさえあれば日常生活をできるという実例が紹介されていた。

市民全体が認知症患者への理解を深め、
街ぐるみで患者を普通に支えて行こうという静岡県富士宮市の取り組みは、
かつての日本社会では普通のことだったように思う。

今回は認知症に焦点があてられた話だったけれど、
昔は、知的な障害のある人も身体の障害を抱える人も、
ごく普通に身の回りで暮らしていたように思う。

何かがどこかが周囲と違えば、
一斉に白眼視して集団から排除し、隔離してしまおうとする傾向が強くなったのは、
いつのころからだろう。

しかるべき役所や団体が声を張り上げて「思いやり」を呼びかけなければならない社会に暮らすのは寂しいかぎり。

きっかけさえあれば優しくなれる私たちだと思うのに、
それを封印させているのは何だろう?

2015年11月14日()赤口      雨



13日(金)に、運転免許証の更新に行って来た。

現在は、もう車の運転をするつもりはないのだが、
先のことはわからず、しばらくは免許の更新はしておこうと思う。


今日は、新聞の折り込みチラシに誘われて、公設市場内に肉を買いに行った。

久しぶりの公設市場
午前10時を過ぎて、商取引の業者さんの姿は無く、
一般の買い物客がそれなりの数、狭い市場の通路を品定めして歩いていた。

乾物屋のご主人と会話。
「昔は、小売店からの苦情があって、一般客の市場での買い物は制限していたけれど、
最近は一般客の出入りも自由だよ。どんどん買い物に来てね。」
とのこと。

生鮮商品なら午前6−7時ころに、他の商品ならそれ以降でもということ。

東京都の築地市場には比べようもないほどの小規模ながら、
わが市の公設市場にも、さまざまな商品が溢れ、店主の専門知識も聞けて、
物色して歩くには楽しいところだ。


世界ニュースでは、フランスで同時多発テロが発生。
IS系の人間の犯行との見方。
実際にISから犯行声明が出ているらしい。

いよいよ世界は最悪の混沌状況に向かっているかのような不安が増す。

2015年11月11日(水)友引       晴れ



今の職場に来て早々から悩まされ続けてきた一件に、ある変化が出ている。
それは、私が来る前から私に目をつけていた50代の女性職員に関すること。

彼女は、私に関する悪意ある噂話を興味本位に流布して、
私が着任した時には既に、私は「招かれざる人物」としての像を形成されていた。

そのことは、周囲の雰囲気から推し量ることができ、
「ああ、またか・・・」という思いはあったけれど、
務めて平静をよそおいながら3年半過ごしてきた。

が、
つい2−3ヶ月前に、私もついに決心した。
もう寛大な対応は止めることにした。

対人の評価に関しては、私は噂話を鵜呑みにせず、自分が実際に付き合った結果として判断することにしている。
人の噂ほど当てにならないものは無いことを、我が身をもって経験済みだから。


この3年半の間に、職場での信用を徐々に築いた結果、今回の決断に至った。

件の50代の女性職員に関しては、ある意味病的な人格障害を確信した結果でもある。
もう関わらないことがベストと判断した。


このところ彼女は比較的おとなしくしてはいるが、本質は変わっていないことが分かる。
いずれそのうち、私の些細な失敗でもあれば、ここぞとばかりに反撃に出てくるだろう。

他人を批判したり非難したりする言動が多い人間の本質は、
自分の不出来な行いを隠ぺいしたい願望の裏返しの場合がある。
彼女の場合はまさにそれ。

まともな人間なら、
自分の果たすべき役割にまい進していれば、他人のことなど気にしていられない。
他人のアレコレが気になるのは、自分が為すべきことをせずに暇をかこっている証。

そんな輩に目をつけられたら厄介だけれど、
成り行きを理解し、振り回されないようになるまでに、
何と多くの時間を無駄に費やしてきたことか!

ま、これが人間社会を生きるということかもしれない。
ヤレヤレ・・・である。

2015年11月9日(月)赤口     朝のうち小雨  のち  曇り



再雇用4年目。
週3日の勤務では、職場の一員として扱われている実感が薄いと感じる。
異業種からの採用であったなら、こんなものかと思えるのかもしれないが、
定年前と同じ業種で臨むと、職場の現役世代の仕事ぶりにさまざまな感想が湧いてくる。

昔の同僚たちはもっと積極的に自発的に仕事をしていたと思う。
今の同僚たちは、できれば動きたくない風だし、仲間の為に汗を流さない。

そんな時代なのだと思うしかないのか。

この国に暮らす人たちの変貌ぶりを目の当たりにして愕然とする日々。
この国の将来など、もはや我が身には関係のない事かもしれないが、
これで良いのだろうかと、毎日考え込んでいる。

2015年11月8日() 大安     雨         立冬      



昨日までは晴天が続き小春日和の穏やかな時間を過ごした。
今日から雨天曇天の天気予報が出ている。
季節が冬に向かう時季の雨天曇天は、もの寂しさを誘う。

一昨日と昨日は、女子フィギュア・スケート GP 中国大会の様子をテレビ観戦。
浅田真央さんが一年ぶりの復帰演技で優勝。
2位は、19歳の本郷理華さんのダイナミックなキレのある演技が入賞。
昔のフィギュア・スケートに比べると、
表現にしても技にして難易度が上がっているようだ。


最近急速に視力の衰えを感じている。
今は、右手小指の付け根に鈍い痛みがある。
それもこれも、受け入れよう。

少々の異変で医者にかかっても魔法のように改善されることはないことを、
長年の経験が教えてくれたから。


夜、9時から10時
NHKスペシャル「縄文・巨大集落の謎!驚きの狩猟生活 土器がもたらした革命  杏が探る日本のルーツ」
を視聴。

自然と共存する狩猟生活(農耕ではない)で1万年以上の文化生活を営んだ縄文人。
世界でも稀有な古代文明が日本に存在したこと、
それは自然を持続させながら平和的に人々が共存できるシステムであったこと、
などなど、
これまでの学校の歴史授業では知り得なかった内容に、ちょっと興奮。

日本列島に代々受け継がれてきた文化に現代人が学ぶべきことは多そうだ。