2013/11/14  (木)          晴れ



臨時出勤。

朝、花壇の土が一部白くなっていて、初霜の降りたことを知った。
つい先日まで暑い暑いとぼやいていたのに、この寒さ!
心身ともについていけない。

堺屋太一:著の「団塊の秋」を一気に読み終えた。

先日、BSフジプライムニュースで堺屋太一と藻谷浩介がゲスト出演。
老齢社会での老人の生き方について語っていた。

藻谷氏いわく、
「これからは里山資本主義がよろしいかと・・・」
里山資本主義ーーーおそらく藻谷氏の造語。
老人は時代の先端に立とうとするのではなく、
体力気力に見合った場所で、若い世代の援護支援になるような働きをするがよろしいのでは?
との提案と受け止めた。

堺屋太一氏の「団塊の秋」にもそのような考え方がくみ取れる。

発想の転換。

具体的な方法は異なっても、
やはり人間は自然環境に根差した生き方を目指すのがよかろうという提言と受け止めた。

先の大戦後に生まれた団塊世代は、
それまで体力勝負で苦労した親から
小奇麗なホワイトカラーに属するようにと望まれ、援助を受け、
親元を離れて頭脳勝負に生きることを目指したように思う。
その結果として、親の労働を目の当たりにすることもなく、
ひたすら点数を上げるための紙と向き合い、
情感を揺り動かして完成を磨くことは疎かにされたのではないか?

まあ、後ろを振り返っても仕方のないこと。

現在の高齢者は、
そうした感性を取り戻すような活動をして、
『真の豊かさとは何か』を次の世代に示せる最後の世代ではないかと、
使命感にも似た切実な気持ちになるこのごろ。

2013/11/10  ()         くもり  ときどき小雨と風



柏市長選挙投票日。
きっと投票率は最低だろう。
立候補は二人。
開票前から現職有利は予想がつく成り行き。

最近は皆、国政選挙にだって関心薄くて投票率は低いし・・・
何だか寂しくて侘しくて情けなくて、しょうがない。
まあその理由も理解できないでもない。
現状打開に情熱を感じさせる立候補者がいないんだから。


9月末の兄葬儀以来、身辺慌ただしく人的交流をしている。
長い空白期間を経て、昔からの親戚縁者とのお付き合いが復活。

出身地を離れて、ずっと一人で肩ひじ張って生きてきた私に、
皆が優しい昔通りの思いやりで接してくれる。
還暦過ぎた私にも、ふっと「里心」が・・・