2004/05/30 ()  晴れ





心せねばならないことの一つに「自分の幸せに気づく」ことがあると思う。

人は概して自分の抱える不幸を数えることはあっても幸せの数は数えないもののようだ。
ところが、この「自分に与えられた幸せ」に気づくところから豊かな人生は始まるように思う。

ある出来事を不幸と受け取るか幸せと受け取るか、
その判断の分かれ目に大きく関与してくるのが「心の持ち様」。
傍との比較で物事を見ているといつまで経っても心は充足しない。

まずは、
この世に生を受けこの世のあれこれを経験できることへの感謝から始めたい。

2004/05/28 (金)  晴れ





某コンビニは時々「絵皿プレゼント」なる企画を実施する。
アニメのキャラクターが描かれた絵皿は、とても可愛い。

たまたま店に立ち寄ったある日、その企画のあることを知った。
5月のキャラクターは【あらいぐま・ラスカル】。
絵柄は2種類。締め切りは間近。

不要品の処分に困りながらも目新しく興味を惹く品を見つけると欲しくなる。
そんな自分に呆れかえりながら、セッセとコンビニに足を運んだ。

今日めでたく、集めたポイントと絵皿を交換して来た。

野原に立つラスカルの姿が愛らしい。
が、実は本当のアライグマの習性はいたって凶暴らしい・・・

2004/05/27 (木)  晴れ





通販のカタログを見るのは面白い。
次から次へと珍しい物や新しい品物が紹介される。

「へぇ〜こんな物があるんだぁ〜」と、強く興味をそそられて買ってみたのが

『世界一周旅行をすると  10万円貯まる本』

1ページに500円玉20枚で1万円。
<東京>を出発して<あなたの街>へ帰ってくる。
さっそく手許にあった500円玉4枚を円い枠の中にはめ込んでみると、
今日のお泊りは<ピョンヤン>!
ムーッ、ここは今、何かとお騒がせの街。
早々に次の都市へと旅立たねば。

さて、私に10万円は貯まるのでしょうか?

2004/05/24 (月)  晴れ  夜になって一時 雨・雷





誤解ってあるよなあ・・・と思う。
では、その誤解は解いたほうが良いのか、解けるのか?
誤解が解けた状態とはどんな状態なのか?

片方がどんなに真摯に語りかけようと他方の心に壁があれば言葉は届かない。
語るほどに言葉は数を増し、増した分だけ相手の余計な感情を引き出しかねない。

誤解は誤解を呼び、
一つの誤解に執着すればするほど、
誤解は風船のように中身が空虚なまま膨らんでいく。

誰に真実を解って欲しいのか?
解ってもらってどうなることを望むのか?

そんなことをとりとめなく考えてみることがある。

結局のところ、
真実を把握するのは自分自身だけで十分だし、
誤解を怖れぬ手応えを自身に感じていれば良いことだと、
答えはいつもそこに落ち着く。

2004/05/22 ()  雨





読んでみようかという気にさせる本はタイトルの出来が良い。
その時代の人々が求めるものがタイトルに表現されていれば、
その本を求める読者も増える。

というわけで、
300万部を越したと発表された「世界の中心で、愛をさけぶ」を読み始めたところ。
この本のタイトルで読者の気を引くキーワードは『世界』と『愛』。
世界中の人々が愛を渇望しているように思われるこの時代、
この本はその命名だけで既に半ば成功している。
さて、どんな内容やら・・・

先日読んだ「半落ち」は良かった。
先立って映画を観ていたので、文中の登場人物の名前に俳優の顔が重なった。
メインテーマが早い時期に明かされる映画と最後の部分で触れてある原作と、
表現手段が変われば題材の扱いも違っていることが興味深かった。

じっくり時間をかけて本を読めないでいるこの頃だけれど、
読書の愉しみは私の人生と切り離せない。

2004/05/17 (月)  曇り





昨日・今日と二日間、箱根の宿で過ごした。

新宿西口から高速バスで二時間、霧に包まれた箱根に着く。

二日目の今日は、雨こそ降らないけれど霧は依然深く立ち込めて、
遠くの景色は言わずもがな宿の周辺の景色すら定かではない。

日程を終えて帰りのバスを待ちながら、
ボンヤリと辺りを眺めていた。

美しい景色を見晴らせる日は、もちろん気持ち良い。
が、辺りの景色が霧で覆い隠されたこんな日も悪くない。

何かを見たい日もあれば、
何にも見たくない日もある。

新宿まで帰って来ると、
否応なく視界に飛び込んでくる“モノ”の多いことに改めて気づく。

時には非日常の場所に身を置くことも必要だと再確認した二日間。

2004/05/11 (火)  晴れ





観測史上最速での真夏日を記録したと報じられた暑さの一日。
急激な温度変化に体がついて行けず、ボーっとしながら過ごした。

(うまく行っていない)
(何かが、どこかがしっくり来ない)
(歯車のかみ合わせのズレが大きくなっている)
溢れる情報に接しながら、
そんな風に感じることが多くなった。

個人的に言えば落ち着いた毎日を送らせて貰っている。
ごく普通の人々とごく普通に関わりあっていられる幸せを享受している。

それなのに、
なぜか虚しく寂しい。

嘘偽りや諍いは、避けられるものなら避けて通りたい。
道理の明らかな世界になるといいな。

2004/05/09 ()  曇り  のち  雨    母の日





ネギ畑の草取りをしていると、いろいろな雑草にお目にかかれる。
これからはびこりそうな草はスベリヒユ。
他にも、外来種で地面にべったりと張り付くように生える草。
畑の端の土手に近い所では、スギナがずい分伸びていた。
スギナは地下茎でつながっていて厄介もの。

広い畑を何度も往復しながら草を抜いていると、腰が痛くなる。
近くでさえずるヒバリの姿を目で追いながら、時々腰を伸ばす。

体力勝負で定休日なしの農作業は確かに大変。
しかし、“農”は人を穏やかにするような気がする。


2004/05/04 (火)  曇り  ときどき  雨  強風    国民の休日





何かしているようで何も手につかない。
ハッと気がつくと、
部屋の中をただウロウロしているばかりの自分がいる。

そんなこんなで早や5月。

五月の風に吹かれて、フラリと旅にでも出かけたいこの頃。
ただし、人気(ひとけ)の無い場所へ、という条件付きで。