「巧言令色 鮮し仁」を心して

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「巧言令色 鮮(すくな)し仁」

【解説】

巧妙なことばづかいや、顔つきのやわらかい者は、たいてい徳と仁の心が少ない人間であるということ。

信用のおけない人間が多いから気をつけて交際せよということ。

【出典】

子曰く「巧言令色、鮮し仁」。・・・論語 学而編

【用例】

歯の浮くようなお世辞を平気でいう男だから気をつけたほうがよい、「巧言令色鮮し仁」だから。

 

⇒ 「故事・ことわざ辞典」 新星出版社  より引用

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この言葉は、私が座右の銘としている言葉である。

座右の銘にしていながら、巧言令色の輩に、まんまとしてやられることが多い。

その時は、(してやられたか・・・格言通りだったなあ・・・)と再認識して諦めるほかない。

ただ、昔から、人のすることに大した違いは無いということを確信する材料とはなっている。

だから、本を読んで、昔の人の語りに耳を傾ける意義を感じている。

 

 

顔つきにこやかに言葉優しげに振る舞う人間を褒めたたえるのは、世間体は良い。

が、何があろうと笑顔を絶やさない人物を、私は心底から信用することはできない。

 

人は感情の動物である以上、喜怒哀楽は誰にでもある。

極端な情動を露わにするのは考えものだし、ある程度の自制は必要だけれど、

そこはかとなく表ににじみ出る喜怒哀楽は、むしろ、その人柄を推し量る糸口であり、

そうしたことを感じ取るからこそ、人を思いやるという感情も育まれる一面もあると思う。

 

泣いたり、笑ったり、怒ったりしながら過ごしてこそ、感情の生きもの(人間)の一生は豊かとなろう。

 

 

近年は、感情が伝わって来ない人が増えたような気がして、気味悪く感じることが多くなった。

 

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このページは、tsuyuが2015年6月20日 11:12に書いたブログ記事です。

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