続・親の賠償責任について

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今朝も、最高裁判所の判決に関してテレビの情報番組が取り上げている。

 

サッカーボールを蹴った少年(当時)にも、生涯にわたる衝撃だし、

亡くなった高齢者の家族にとっても、

あの一件が無ければもう少し長生きできたかもという感情が拭えないだろうし、

どちらの立場にも同情してしまう。

 

このニュースを耳にして感じたことが、もう一つある。

それは、高齢者がバイクに乗っていたことに関して。

 

私の義父はずい分高齢になるまでバイクに乗っていた。

 

娘や息子が「もうそろそろバイクに乗るのは止めにした方が良い」と忠告したにも拘わらずである。

義父は、山の上に住み、日常の外出には細い坂道を1時間近くかけて下らなければならなかった。

若いころから、歩くより、動力のついた乗り物で移動することを選択する傾向にあった義父は、

私が知る頃には既に歩行が怪しいくらいに足元が不如意であった。

 

そこで、尚更バイクでの移動に固執して、娘や息子の忠告には耳を貸さず、

「歩くよりもバイクのほうが楽なんじゃ」と抵抗していた。

 

でも、考えてみると、通常の歩行も覚束ない高齢者が、

重いバイク(ホンダカブ)に乗車中、予測できない状況に遭遇した時、

反射的な行動を素早くとれるだろうかと、私は内心疑問に思い危険にも感じていた。

(嫁の立場では口出しはできなかったが)

 

近年、高齢者の自動車免許返上問題がボチボチ話題に取り上げられている。

 

事実、路上で???な運転をする車の運転席を見ると高齢者という場面に遭遇することが増えた。

 

今回知った、(サッカーボールが高齢者のバイクにあたり・・・)という一件は、

私に、そんな過去の記憶も呼び起こした。

 

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このページは、tsuyuが2015年4月10日 09:05に書いたブログ記事です。

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