個人で精子の提供というニュース

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先日、NHK総合「クローズアップ現代」で(医療機関を経ない個人による精子提供)の問題を取り上げていた。

この話題に接したのは初めてだった。時代はそんなところまで来ているのか、と。

 

インタビューに応えていた女性は、

「結婚の機会に恵まれないまま出産可能年齢の限界を迎えた今、子どもだけは欲しかった」という。

 

番組では、医療機関を通さないことによって生じると予測されるさまざまなリスクを検討していた。

 

ど素人で、極々一般的な感性しか持たない私でも、その行為の不自然さや危険性の一端は容易に思いつく。

 

そもそも「子供が欲しい」という女性は、どんな目的や覚悟があって実行に踏み切ったのか?

自分の所有欲を満たす?そこらの赤ちゃん人形より現実に血が通い成長する存在が欲しかった?

独身で高齢になった自分の将来を考えて、子供がいれば孤独を避けられるかもと思った?

 

独身女性が見ず知らずの男性から街頭で精子の入った容器を受け取り、自ら体内に入れる行為を繰り返す。

しかも、その精子は女性が待っている間に公衆トイレで採取されたものだと・・・

 

これら全て、信じがたい思いでニュースを聞き終わったけれど、不快感でいっぱいだった。

 

何が不快かと言って、そこには『生まれてくる子供』の視点はどこにも存在していないということ。

いやしくも母親になりたいと思うなら、

これから生まれるであろう子どもの人格と将来の幸せを思い描けなくては母親になる資格なし。

出産して"身二つ"になった時点から、子供は人格を持ち、一人の人間としてこの社会を生き抜いていかなくてはならない。

そのわが子に、彼女はどんな生育環境を用意しているのだろう?

 

最近触れたニュースの中で一番、信じ難くも後味の悪い内容である。

 

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このページは、tsuyuが2014年3月 2日 11:18に書いたブログ記事です。

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