2011年7月アーカイブ

思うことはあれど

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全ては虚しいことのように思えて、発言をためらってしまいます。こんな時間を積み重ねていて良いのでしょうか?否応なく、私は年齢を重ね、この姿でこの世界に在ることのできる日々は削られているというのに。少々の焦りを感じることもあります。

 

いろいろなことが人が、気がつけば壊れてしまっている。通じるはずの言葉が通じないもどかしさ。通じないどころか、まったく逆の反応を惹起してしまう場面が増えました。これを単にジェネレーションギャップと片付けてしまってよいものでしょうか?

 

今月、NHK 教育テレビ「100分 de 名著」という番組で、福澤諭吉の「学問のすゝめ」を読み解いています。それを視聴していると、私は、自分の拠りどころとしている考え方が明治時代の先人の教えであることを再確認させられます。(明治は遠くなりにけり)とは、すでに昔々に言われたことではありますが、(遠く)なったからと言って(古い)と切り捨ててよいものだろうか。(温故知新)ということもあります。かつて開国のときに国の叡智が自国の在り方行く末を案じて残した教えを、今こそ再びひもとく時ではないでしょうか。それも若い世代こそ。

 

自分は若い世代に何を引き継いでゆけるのだろうか?定年退職を目前にして、伝わらないもどかしさに苛立つこともあります。

あれはひどい

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被災地を訪問した際の前復興相松本某の姿勢と発言。憤りを通り越して、脱力するしかなかった。その筋の人間が弱い者いじめに出かけたわけではあるまいに。まったく、そうした場面しか思い浮かばない。その国の政治のありようがその国の国民のレベルだそうだが、まあ、そうなんだろうなあ・・・と落胆している。

 

記念のサッカーボールをプレゼントするのに、初対面で歩み寄りながらいきなり蹴り投げるとは!失礼にもほどがある。宮城県知事に対して発した暴言は、低レベルかつ下品としか言いようがない。どうしてこのような人間が国政選挙で選ばれてしまうのか?選挙民すなわち国民のレベルが同程度ということか。

 

ちょっと深読みすれば、大多数の「辞めろコール」にもかかわらず職を退かない首相の失脚材料を作る刺客だったのかともおもったりして。それにしても被災者を傷つけるあのやり方は、許されるものではない。

 

解決すべきことがらは放置され山積している。なんと貧しい精神の国になってしまったのだろうか、この国は。

昨日(7月2日)、「きたやまおさむ コンサート 有終の美 in Tokyo」のために、東京五反田にある ゆうぽうとホールに行って来ました。

 

ザ・フォーク・クルセダーズ時代の歌「帰って来たヨッパライ」、私は高校時代に聴いていました。あのままグループで歌手活動をされるのかと思っていましたが、北山修さんは精神医学の世界へ専念される道を選ばれました。「なぜ精神医学だったのか?」という問いに、今回購入したDVD【あの素晴らしい愛について?日本人のこころはどこへいった?】の中で「作詞を手がけているうちに人のこころへの探求に関心が強まった」といったコメントをされています。言葉を紡ぐ作業というのは、人の行動とこころに向き合わなければできない作業だと私も感じています。だから、北山修さんの発言にはうなずけるように思います。

 

最近、月曜日の夜にはNHK FMで「きたやまおさむのレクチャー&ミュージック」を聴くことにしている私は、精神科医 北山修先生 の姿勢に共感を覚えています。まあ、そんなこともあって、今回のコンサート情報が目にとまり、早々にチケットを手に入れたのです。

 

ここ数年は劇場やホールに足を運ぶこともなかったのに、未曾有の大震災が起きた今年は、どうした偶然か、芝居「ゴドーを待ちながら」を観ましたし、北山修さんのコンサートにも行きました。そのことが私の精神安定に大きな役割を果たしてくれたことを、いま実感しています。

何をもってしても埋められないようなこころの空白が生じている今こそ、芸術が果たす役割の必要性を感じます。そう、(人はパンのみにて生くる者に非ず)なのです。いまの私には、飢えをしのぐパンは、なんとか手に入っています。しかし、満たされないこころの空白を、どんな言葉で埋めようかと、生きている実感の薄い日々を過ごしています。

 

明日からは、北山先生推奨の生き方「ダラダラ生きていようじゃありませんか」を胸に、いまここに居ることだけを大切に、過ごしていこうと思っています。生き急ぐこともないし、生に執着することもなく。

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