2009年1月アーカイブ

女と男

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 月11日から、NHK総合TV(22:00?22:50)NHKスペシャル「女と男」がシリーズで放送されている。非常に興味深い研究結果が披露されている。男女平等が叫ばれ、対応策を講じているように見えながら、なぜか不安定でギクシャクしてきた現代社会を見直す為の何らかの示唆を与えてくれそうな気がする番組だ。

 

 囲の目に明らかな外見や言動だけ考えても「女と男」が違っていることは否定できないことは昔から分かっていたはずだ。それなのに、近年になって、これまでに作られた男性中心の社会ルールや社会制度の中で女性の地位を平等にしようとするところに無理があった。

 

 ぜ、どこが、どういう具合に違うのか?それを解き明かしてゆくこの番組は、非常に有意義な情報を提供してくれていると感じる。ひょっとしたら、情報や活躍の場所が多様化し可能性も広がった現代の男女より、昔の男女のほうが理に適った役割を果たしながら共生していたのかもしれないと思えてくる。

 

 回は1月18日(日)夜。見逃さないように視聴しよう。 

勤続20年の感慨

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20090107yukei.jpg晴天が続き空気は極端に乾燥して、連日、火災予防の呼びかけがなされるこの季節、空まで焼けるか・・・

同じ時間に同じ風景を撮影しても、その画像に反映される撮影者の心模様はその都度違う。写される風景もその都度、似て非なる姿。

 

 在の仕事に就いて、今年20年を迎える。全ては夢の中。無我夢中で歩んだ20年だった。振り返りたくもないし振り返る必要もない。過去に戻ってやり直せるものではないから。前進あるのみ。

 

 続のご褒美に3日間のリフレッシュ休暇がもらえることになった。年明け早々に長期間の休暇を願い出るのは如何なものかと、通常の私であれば斟酌するのだが、今回はあえてこの時期に休暇を入れた。

 

 「こかに旅行でもするの?」と、私の長期休暇取得を知った同僚が訊く。「うん、心の旅路にね」と軽く返しておいた。実際そうなのだ。この20年の節目に、定年までの3年間を次の人生の準備期間とする為に、私はこの3日間の休暇を身辺整理で過ごしたいと思っている。

独立峰が輝く

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200901fujiyukei.jpg2009年正月、富士山に陽が沈む。

冬の富士山は、一年のうちで最も神々しい。

澄んだ空気の中に凛として立つ独立峰。

人間の社会がどう変わろうと、変わらぬこの姿に励まされる。

 

 変化の時代だけれど、所詮は人間のつくる社会だもの、方法が無いと悲観しないほうが良い。富士山の孤高の姿を仰ぎ見ながら、次の一手を考える。落ち着いて、落ち着いて、報道機関に煽られて右往左往しないように。いま手の中に心の中にあるものまで失わないように。

「吉本隆明語る」

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 前は知っているけれど、その作品や主張を詳しく知らないという人物は多い。吉本隆明さんもその一人。はるか40年近くも昔、私より少し先輩たちが、毎日、学生運動で世間を騒がせていた時代の言論人くらいの認識しかない。

 

 日からは仕事だという4日の夜、NHK教育テレビで午後10時から1時間半、その吉本隆明さんの講演を聴いた。

 

 には出会いの偶然がある。ひょっとしたらそれは必然かも知れない。今回のテレビ視聴にも、何かしらの偶然または必然の引き寄せがあったのだろう。

 

 「芸術は経済とは無縁なものなのだ」「太古の昔から人間は基本的なところでは進歩していない」「より多くの言葉を操るようになった現代人の芸術が古代人の芸術に勝っていると言えるか?」「興味をそそるストーリーを展開しながら人間の本質にせまる作品とは」・・・。実に興味深い内容が1時間半(実際はもっと長時間だったらしい)語られた。

 

 本さんはご高齢で、体調も万全とは言い難い中、本人の希望で、糸井重里さんが講演会をコーディネートされたらしい。「話したいことがある」という本人の意向どおり、次から次に話は尽きるところを知らぬようであった。視聴しているこちらも引き込まれて、この時間に終わりが来なければ良いのにと思うほどだった。

 

 「人間とは何か?」「なぜ生きているのか?」「どう生きるのか?」という自身への問いかけと言葉の関係。つまるところ沈黙こそが雄弁か。

 

 は今「『人間嫌い』の言い分」長山靖生:著(光文社新書)を読んでいる。大いに共感しながら。自分の主張をはっきり持つ人間は、どの集団へ参加しようと生き辛いのだと教えてくれている。自分なりの考えを持つことを止めて集団と流されても構わないとするか、それとも意に反する流れに押し流されることに抗うのか。昨夜の吉本隆明さんの講演に耳傾けながら、今の時代に要領よく適応できずとも、私は私でありたいと改めて思った。

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