大切なこと

若さとは「命の限界」を感じないで、生きることを楽しむ時期のように思います。
若いうちから「命の限界」などに気がつけば、人類の存続は危うくなってしまいます。

それにひきかえ、人生八十年も半ばを過ぎるころにはボツボツ「限界」のあることに気づかざるを得ない状況に出くわします。

その時に、ひるがえって自分の人生を考えもう一度生き直すか、そのままでより楽な方向へ突っ走るか、人それぞれのようです。

また、人生半ばを過ぎても「命の限界」に真剣に向き合うことを、いまだ求められない人もいるわけです。

静かに眼を閉じて「自分の命が明日終わるとしたら」と考えた時、一番大切な(もの)や(こと)が浮かびあがってくるのではないでしょうか。