2021年(令和3年)1月19日(火)  赤口    晴れ   やや強めの冷たい風



朝急に思い立って成田山新勝寺へ初詣。
冷たい風が寒かったけれどクッキリと晴天。
正月飾りと古いお札を納めてきた。

帰宅してテレビを点けると宮城県大崎市古川の東北道で140台の交通事故が報じられていた。
原因はまだ不明だけれど、突然のホワイトアウトで視界を失った車が次々に追突した可能性が報じられていた。

私も過去、美ヶ原高原でのスキー研修に参加した時にホワイトアウトを経験した。
まるで牛乳瓶の底に沈められたような世界になる。
暗闇も怖いがホワイトアウトも負けず劣らず怖いものだ。


新型コロナウイルスは未だ先行きが見えない。
人々の心象風景は寒さと視界ゼロのホワイトアウト状態と言えるだろう。

普通に生活していれば行動を強制的に制限されることはない国に暮らしていても、
ウイルス感染症との対峙となるとウイルスの運び屋たる人間の動きを制限せざるを得ない。
一日も早く収束してほしいところだが、相手がウイルスだけに先の予測が難しい。

困難な時代に遭遇している。

2021年(令和3年)1月12日(火)  先負    曇り ときどき 雨



今年の寒波は久々に冬らしい厳しい寒さをもたらしている。
北陸では1000台を越す車の立ち往生が発生するほどの大雪だという。
新型コロナウイルスは収まらず、雪国のドカ雪は想像を絶する積雪を記録していて、つくづく大変な事態が続いているとの実感。

電車で通勤するようになって初めて感じたことがある。
もともと丈夫な身体を持つ私はオーバーについているフードに恩恵を感じたことはなかった。
手袋もマフラーも面倒で、ほとんど使用してこなかった。
温感衣類も重ね着も必要と思わなかった。
長年の前職には車で通勤していたということもあるだろう。

それが今年は違う。
朝はフードを被り手袋を着用しオーバーの下にダウンの薄手ベストを着用し、しっかり防寒に努めている。

年齢的な身体変化もあるとは思うが、とにかく今年の寒波には参っている。

そんな状況の中、かつて手編みしたマフラーや手袋やベストが大いに役立っている。
編み物が好きなので、色々と作るには作るけれど使わないままタンスの肥しだった衣類が出番を迎えているのだ。
30数年前に買ったままほとんど出番のなかったオーバーにも頻繁に袖を通すようになった。

一時期、世間では断捨離が流行していたけれど、あまり早急に物は捨てないほうが良いのではないだろうか。
その代わり、新しいものを買うときは吟味したうえで、良いものを数少なく所有して長く使うことが大切だなあとも思う。

とにかく、早く暖かくなってほしいし、コロナも収束してほしいなあと思うこのごろ。

2021年(令和3年)1月6日(水)  先負    曇り ときどき 晴れ            



重たい冬の雲が西の方角に広がっていた。
各地には明日の大雪注意報が盛んに報じられている。
寒に入っていよいよ本格的な寒さがやってくる。

東京都の新型コロナウイルス感染者数が1500人超になったらしい。
明日には政府から緊急事態宣言が一都三県に発出されるそうで、またまた多くの人に行動制限が課される模様。
全国では5000人超の数字が出て、過去最高の数字を記録更新している。
その半分近くが一都三県だというのが何とも困ったことだ。

気を付けようがないというのが現実だけれど、できる限りの感染対策で乗り切りたい。

感染拡大収束までの道のりはまだ遠そうだ。

2021年(令和3年)1月5日(火)  友引    曇り ときどき 晴れ            小寒



いよいよ寒の入り。
寒さはこれから厳しくなり、暗いうちから家を出て駅に向かう通勤のうら寂しさが増す季節。

夕方のニュースでゴミ回収が開始された昨日からのゴミの増加状況を伝えていた。
私が仕事で感じる実感とほぼ同じ状況説明なので、このニュースは現実を盛ったフェイクニュースではない。
可燃ごみもプラスチックごみも2倍強。
段ボールは3倍くらいになるかな。これは通販利用が増加していることの影響。

新型コロナウイルス感染拡大に伴って多くの人が自宅で過ごす時間が増えた昨年春からのゴミの増加は半端ない。
24時間ゴミ出しOKのマンションなので、整理整頓終えた傍からゴミが出される。
退勤まで何度もゴミ置き場の整理整頓をする。
清掃兼務という仕事形態なので、現在の状況は大変だ。
清掃とマンション管理とを一人でやれなんて・・・しかもパートタイマーという身分で・・・
このごろ時々、働きに見合った給料をいただかなければ採算合わないなあと思う。


経済状態が悪化している今、医師や看護師の給料も下がっているというニュースもあった。
私の仕事とは比べものにならないほど彼らの仕事は専門性を必要とされ、人々の生死にかかわる重要な仕事であるにもかかわらず、である。


世の人々(特に自分が偉いと思っている人々)にとっては、
エッセンシャルワーカーの仕事なんて当たり前のように受けられるサービスだと思っているのだろうなあ。

医師や看護師やその家族でさえ、新型コロナに関わっているからと差別を受けていると聞く。

この件に留まらず、意外と日本人って平気で他者をイジメたり差別したりする人たちだと思う。
個人的に信念や教養を積み上げたうえで見聞きする事象を公平に公正に判断しようとする良識実践の思想に欠けるのだと思う。
その代わりに「自分に得になるような」他者や集団の意見に追随して、自分は多数の一人として姿を隠す傾向がある。
この傾向は変わらないだろうというのが私の悲観的な実感。

今回の新型コロナウイルスは人間社会のいろいろさまざまな不都合を炙り出している。

2021年(令和3年)1月4日(月)  先勝    晴れ



仕事始めの今朝、いつもより一本早い電車(30分早い)で勤務先へ向かい、おそるおそるゴミ置き場を確認した。
大丈夫だ、これなら回収車の到着までに搬出できそうだ。
とは言え、回収車の到着も予想外に早くて、最後はバタバタと運び出すことになった。
私の最悪の予想を良い方向に裏切る結果で、何とか一日の仕事を時間内に終えることができた。
改めて、勤め先マンションの居住者意識の善良さを再認識した。

帰りの電車では、さすがに疲れが出てきたのか眠り込んでしまって、乗換駅で降りそこなうところだった。


2021年(令和3年)1月2日(土)  大安    晴れ        



あっという間に休暇が終わろうとしている。
毎年この時季はテレビの特番をハシゴしながらノンビリ過ごすのだが、今年は興味の持てる番組は皆無。
視たいのはニュースや時事を扱う番組。
それらが無いというのは、昨年が新型コロナウイルス一色で過ぎたことの影響だろう。
あれほど毎日感染情報ばかりを放送していれば、年末年始まで悲観的なニュースを特集するのは憚られたのだと思われる。
また、人と人との接触を避けるとなると、見ごたえのある番組を作ることもできなかったろう。

本当にこの度の新型コロナウイルスは、世の中が気付かなかった(または目を逸らしてきた)出来事の数々を表面化させている。


今の私の心配は、4日から始まる仕事のこと。
清掃兼務のマンション管理員としてゴミ置場の管理は一番の優先業務。
年末年始のゴミを家庭保管してもらうようにお願い文書は出してきたが、ゴミ置き場はどうなっているだろうか。
仕事始めの日は可燃ごみの回収日。
回収車が来るまでに全部を処理して搬出できるだろうか。
おまけに定期清掃が予定されている。
初日のことが気になりつつも、なるようになると思うしかない。

エッセンシャルワーカーの仕事に在宅ワークは無い。

2021年(令和3年)1月1日(金)  仏滅     晴れ         元日



新しきを寿ぐ華やかさもほどほどの年明け。

私にとっては相も変わらぬ一日である。
相も変わらぬことに感謝しつつ、元日を終える。

それにしても、
今回はいつもより休日が多い年末年始だと喜んでいたが、あっという間に終わりそうだ。
美容院に行ったり、墓参りをしたり、それらの行動を起こすまでの時間が昔より手間取るようになった。
かつては一日に複数の用事をこなすことはなんでもなかった。
むしろ用事の数が多いほど身体も頭も動いたような気がする。
今では、一日に一件の用を足すので精いっぱい。
ま、それも重ねた年月の結果として受け止めねば。
もうあまり多くのことはできない、と。