2014/10/27   (月)     曇り



時々、思い出したようにHPに残した手芸作品のページを開いてみる。
いろいろ作ったものだなあ・・・と感慨に浸る。

数々の作品の画像はあるものの、その物は手元に無い物が多い。
折に触れ、気の向くままに誰かにプレゼントしたせいだ。

それらのプレゼントが相手に喜ばれたかどうかは定かでない。
ひょっとしたら、迷惑がられたのかもしれない。
そう思うのは、プレゼントした相手と、その後の付き合いがないからだ。

私には思い入れのある品物でも、
貰う人にとっては「なにコレ、ダッサーい」だったのかもしれない。
相手を大切に思うから手放した作品だけれど、
心が伝わっていないと感じるのなら贈らないという選択が良いのではと、
最近になって考えるようになった。

結局のところ、
そうしたほうが互いの為、
というより、
何より私自身の為、
のような気がする。

贈り物というのは本当に難しい。
貰っても、差し上げても。

2014/10/26  ()     晴れ  ときどき  薄曇り 小雨パラつく



手賀沼エコ・マラソンのボランティアは二年目になる。
今年は二十周年だそうだ。

昨年は、同年代の女性と同区間の隣同士を受け持った。
今年は、若いお兄さん二人が前後に立つ相棒になった。

同じボランティアの、私より少々年上かと思われる女性と、
東京オリンピックのボランティアの話になった。

東京オリンピックは6年後。
現時点で還暦を過ぎている者にとっては、
その日この世に生きているか否かが前提の話。

このところボランティアで出会う同年代の人とオリンピックの話をすると必ず、
「その日までは生きていなくちゃね」という締めくくりになる。
今日もそうだった。

その日、何らかの関わり(例え観戦客としてでも)を持てるように、
元気に年を重ねていきたい。

オリンピックは、健康に老いるための意識を支えてくれる一つの材料になり得る。

2014/10/9  (木)     曇り



このところ報道では今年のノーベル賞受賞者の話題で持ちきり。
それもそのはず、
青色LEDの発明開発に関して三人の日本人がノーベル物理学賞を受賞したのだから。

おめでたいことであり、日本人として誇らしくも思う。

そうした日本の頭脳が、ますます活躍の場を拡げられますように。

でも、この国って意外と、才能の目を摘み取るような教育環境なんだよねえ・・・
ちょっと気になっている。

異質な人や物を排除しようとする空気。

初期教育の指導者が子供の持つ潜在能力に気付くだけの見識を持ち合わせていないことが気になる。

親たちだって、自分たちが未だに娘や息子の気分でいる人が多くて、
我が子の踏み台になる覚悟が乏しいのではないかという場面に遭遇する経験が増えた。


現在世界に通用するような活躍をし、世界から評価を受けている方たちの世代を見ると、
一時代前の価値観を持ったご両親に育てられた世代である。

現代の親子関係の中から、また教育環境の中から、
どれほどの「人物」が育ってくるのだろうか?
少しだけ、いや、大いに不安を覚えている。

2014/10/3  ()    晴れ



波風の立たない(表面上は)平穏な日々を過ごしているうちに早や10月。
これが一番幸せなのだと、最近ようやく気付いた。
ただ、この平穏には退屈というおまけが付いてくる。
この退屈をいかに楽しめるか、
それこそが人生の醍醐味かも。

編み物をして退屈を紛らわせば、
使うあてのないゴミのような素人作品の山が高くなるばかり。
終日テレビとにらめっこすれば、
身辺整理はお座なりになる。

かと言って、
毎日義務感に駆られて追われるように過ごすのも性に合わない。

ではどうすれば良いのか?

結局、こうするのが正解ということは無いように思う。

人生マラソンのゴールテープは一本しか設けられていない。

あれをするのもこれを試してみるのも、
途中棄権することなくマラソンを走り続けている証。

「息しているだけでも儲けもの」の精神で行こう。