2007/10/20 ()   晴れ

「再開そして再会」

長く生きていると心境の変化は幾度も訪れる。ああも考えてみたり、こうも考えてみたり、心は一時(いっとき)も留(とど)まることなく動き続ける。

ある時までは、コロコロと変化することに罪悪感を抱き、変らぬことを良しと思いこんでいた。常に平坦で変化の少ない生き方こそ目指すべきものという基準が頭から去らず、そのことで自分を苦しめていた。

自ら望んだわけでもないのに波乱の多い人生を半世紀過ぎてみて、変化の無い人生などあり得ないし面白くもないものだという自分なりの結論を得た。

そして、ここに帰って来た。やはり、私はこの場所が好きだ。またこの場所で、ゆっくりじっくり過ごして行こうと思う。

初心は忘れてはいけないし忘れ去れるものでもないことを痛感している。

嬉しいなあ・・・自分らしい場所があるという幸せ。