2004/10/31 ()  雨  のち  曇り





こんな時代が来るなんて、誰にも予想はできなかったよね。
辛い時代だよね。

物の贅沢は言わないから、
信じられる「人の心」が欲しい、
つくづくそう思う。

重っくるしい日々が続く。

2004/10/30 ()  雨  ときどき  曇り





映画でも観に行って来ようかなぁ〜
ブラリと出かけた。

「笑の大学」
うん、これにしてみよう。
タイトル、前から気になっていたし・・・

えーっと、上映時間は?
12;20からね、今何時?12:05、間に合いそう。
ンンン??違った、今はもう13:05だわ。
老眼で腕時計の小さな文字盤がボヤけてしまう。

じゃあ、そこら辺りをブラブラして、16:35からの回にしましょうっと。

「笑の大学」というからには、大いに笑えるかと思ったら、
とうとう笑える場面もなく終わってしまった。

んー、よくわからない・・・

2004/10/29 (金)  晴れ





市内の飼い犬が、繋いであった杭を離れて逃げ出し、
通行していた年配女性のふくらはぎに噛み付いた、
という事件があった。

その犬は、110番通報で駆けつけた巡査のふくらはぎにも噛み付き、
その後、通りかかった2名の女性にも噛み付いたそうだ。

犬種は柴犬。

飼い主は事情聴取されたと報じられている。

「うちの犬に限って、そんなことはしない」とは、決して言えないと思う。
犬には人間世界のルールが通用しないことをしっかり自覚しておくことは、
飼い主の責任ではないだろうか。

動物と人間の境界を明確にしてこそ、お互いの平安が保てるのだと思う。

2004/10/28 (木)  晴れ





仕事帰りの車から空を見上げると、まあるい月が東の空にかかっていた。

「お〜い、月の世界はどんな様子ですかぁ〜?」
「地球は、日本は今、とっても大変です」

私には何ができるかと考えてみた。
何をするのが良いのかとも考えてみた。
そして、
一膳のごはん、一杯の水、一枚の毛布の端っこにでもなるならと、
ほんの一滴だけれど、募金に応じることにした。

一日も早く、人々に平安が訪れますように。

2004/10/27 (水)  晴れ  のち  曇り





健康食品会社の試供品プレゼントが当たった。
1日分5種類のビタミンを1パックに個包装したものが30袋入りの箱。
どうしてもそのビタミン剤が欲しかったわけではないけれど、
懸賞に当たったということが、ちょっとだけ嬉しい。

昔の話を持ち出すようになると、年とった証拠のような気もするが、
このところの世間の混乱を思うと、
過ぎた年月は、もっと落ち着いていたような気がして来る。

自然も人も、何かが大きく変わっているような・・・

そんな不安を抱える日々は、
懸賞に応募したりして、
小さな運だめし。

2004/10/26 (火)  雨  





新潟中越地震で被災された人たちは、
この雨の中、どんな時間を過ごしていらっしゃるのだろう?

現在(いま)、多くの人たちが被災者の現状を気遣っている。
とは言っても、誰もがすぐに何かをできるわけではないけれど、
せめて、
一日も早く、皆さんが屋根の下に落ち着ける日が訪れますようにと祈るしかない。

寒いだろうなぁ・・・
お腹すくだろうなぁ・・・
窮屈だろうなぁ・・・
お風呂に浸かってホッとしたいだろうなぁ・・・

続々と、救援の手が差し伸べられているというニュースを聞くと、
人のぬくもりを感じるようで、ちょっと嬉しい。

2004/10/23 ()  晴れ





「そうだ!きょうとへゆこう!」
ではなく、
「そうだ!ぎょうざをたべにゆこう!」

というわけで、栃木県は宇都宮まで出かけた。

餃子は大好き。
好きな餃子をシンボルにしたからには、
さぞ、美味しい餃子のお店が並んでいるものと、
いつか行きたい、いつか行こうと思っていた。

晴天に恵まれない今年の秋。
今日の秋晴れに誘われて、
「天高く馬肥ゆる秋」の気分。

初めての宇都宮は不案内で、まずは駅前から。
今日はとりあえず一軒。
他のお店は日を改めて、ということにした。

帰りは、近場ということで益子の陶器を見て来た。

たまにはこんな一日も好いもんだ。

カーラジオもつけずに移動していたら、
夕方に発生した新潟の地震に関する情報を知らなかった。

常磐高速を下りようとしたところで、
電光掲示板に「地震のため浦和方面通行止」の表示。
帰宅してから、その被害の大きさに驚いている。

今年は自然災害が相次いでいる。
今日の地震に関して、官邸の対応がちっとも見えて来ない。
首相は映画祭のオープニングセレモニーに出席していたという。
台風23号による被害も生々しい状況で映画見物もないだろう、と思ってしまう。
今日当たりは、台風の被災地に出かけていても良さそうなものを・・・

今回の地震に関しても、発生から間をおかずに官邸発表が聞きたいところ。
(政府がきっちり対応してくれている)と知ることが、どんなに国民を安心させることだろう。
この国の現在と未来に大きな影響を及ぼす地位にある人々に不信感の募るこのごろ。

爽やかに楽しく終わるはずの一日が、暗転してしまった日。

2004/10/21 (木)  小雨・曇り  のち  晴れ





「情けは人の為ならず」
「捨てる神あれば拾う神あり」
「待てば海路の日和あり」

先日、テレビの番組で、
「昔から言い伝えられてきた故事ことわざで、これは嘘だと思うのは何ですか?」
という質問を熟年者に問うた結果が発表されていた。

一位はどんなことわざだったか思い出せないのだけれど、
インタビューを受けた人々の発言を面白おかしく放送していて、楽しく観た。

故事ことわざも、全ての場合に当てはまるわけではなく、
自分の必要な時に、自分の気持ちに沿う言葉で、
自分の置かれた状況の理解を助けてくれそうなものを取り入れれば良いと思う。

そういう意味では、占いの利用法と似通った一面があるのかも知れない。
いずれにせよ、良い方向に後押ししてくれそうな言葉を信じたいと思う。

今日の私は、上に掲げた三つのことわざが思い浮かんだ。
好き日だったと言える。

2004/10/20 (水)  風雨  台風23号接近中





昨日、軽い箱を棚の上に移動させようと体をひねった途端、
「キッ!」と、腰に軽い衝撃があった。
ギックリ腰。

昨日は、午後から整形外科の診察がない日で、
今日、改めて病院に行った。

レントゲン写真を見ながら医師の説明を聞く。
背骨の一部がずれている。
「あ〜、これですね」と、その熟年医師が納得する。

ときどきやって来るギックリ腰。
ちょうど今のような季節の変わり目に多いのだそうだ。

失って初めて気づく健康体の有難み。
あ〜、ヤレヤレ・・・痛いよ〜

2004/10/13 (水)  雨  のち  曇り





「インターネットで知り合った7人が自殺」
またもや報じられるインターネットと自殺のニュース。

悲しいよね、こんなこと。

「ホームページを持っています」と言うと、
「何の為にやっているの?」
「ホームページって怖くない?」
と訊かれることが多い。

確かに、最近はインターネット関連の事件や犯罪がニュースにされる回数が多くなった。
でも、それって、インターネットというコミュニケーションの手段に問題ありなのだろうか?

匿名性の高い交流の方法を不気味に感じる人がいても不思議ではない。
デジタルな信号は、その方面に明るい人にはどのような操作もできるのかも知れない。
毎日アップデートをしなければならないウィルス対策ソフトを考えれば、
悪意の利用者の存在も否定はできない。

だからと言って、
インターネットを便利な辞書や事典代わりの用途だけに限定するのは、今となっては難しい。

昔、テレビが普及し始めた頃にも同じような反応があった。
けれど結局、社会からテレビが無くなることはなかった。
インターネットも同じ成り行きを辿るような気がする。

無くせないものなら、有益な方向に使いたい。

良くも悪くも、
道具を使うのは『人間』なのだから。

2004/10/10 ()  曇り





10月10日?
ン?今日は・・・そうだ!目の愛護デーだ!

虫歯予防デーは、【6と4】を【む・し】と読み為して6月4日。
救急の日は、そのまま【9・9】で9月9日。
目の愛護デーは、【10・10】を90度置き換えると人間の眉と目になるからだと聞いた。

こうして遊べる日本語は、つくづく楽しい言葉だと思う。

2004/10/08 (金)  雨





午後6:50上映開始の映画を観るために、
雨の降る中を東京神田の岩波ホールまで出かけた。

岩波ホールで上映される映画はいつも、何かしらのメッセージやテーマを持っている。
今回は反戦。タイトルは「父と暮せば」。
登場人物は少ない。
娘役に宮沢りえ、父親役に原田芳雄、その他数名。
物語はほとんど、父娘の会話で進行して行く。

舞台は広島。
被爆後数年という設定。

「あの時の広島では人は死んでしまうのが当たり前」
「そんな状況の中で生き残ったうち(=私)は、幸せになっちゃあいけんのじゃ!」

と、仄かに芽生えた恋愛を素直に喜んで受け入れられない娘。
その娘の幸せを願って現れた亡霊の父。

私にとっては耳に馴染みの広島弁で語られるセリフを聴きながら、
年月が薄めていく「戦争や原爆体験」の記憶に思いを馳せていた。

ごく普通の人が遭遇した言語に絶する“悲惨”というのは、どうやって伝えていけば良いのだろう?
どんな表現をすれば、体験者の“悲惨”により近い想いが伝えられるのだろう?

そんな課題を投げかけられた夜になった。


2004/10/04 (月)  雨





福島県にある土湯温泉に行って来た。

雨、雨、雨

同好の士との充実した語らい。
講師との和やかな対話。

講座の後、
ひっそりと静まりかえる温泉街で、
幼い頃歌っていた童謡を
講師のハーモニカ伴奏に合わせて歌い、
胸の中に積もっていたあれこれを
降る秋雨と共に洗い流してきた。

さあ!また明日からがんばろう。


2004/10/01 (金)  晴れ





いつの間にやら神無月。

自然も人事も、わらわらと揺れ騒ぎ、収まらぬままに次へと展開している。

物事は「起承転結」。
始めがあれば終わりは必定。
たとえ、始まりは思わぬ偶然であっても、
それをどのように収束していくか、
それが大事。

人は誰でも「起」で生まれ「承・転」を繰り返し「結」で人生に幕を引く。
「起」と「結」は動かせぬものであっても、
「承・転」はどのようにでも展開できる。

でき得ることなら、
陽性の「結」で閉じられるように、
今日という物語を綴っていきたい。